私が競馬を本格的に好きなったのは、田端到という人物の「物の見方」が大きく影響をしています。
で、その田端到(通称:王様)がプロ野球をデータから研究した本が最近出たんですけど、
昨年中日ドラゴンズが優勝した根拠の一つとして内野守備に注目しているんですね。

まあそれはちょっと野球を知っている人なら誰もが気づく事なんですけど、単純に守備機会で比較すると、
例えば中日の井端選手は巨人の二岡選手より70個くらいアウトを多く取っているんですよ。

そこで軽く例題なんですけど、レギュラー候補の遊撃手が二人いる場合、
A選手は守備は下手だけど打率三割四分
B選手は守備の名手だが打率二割
ならばほとんどの人が「いくら守備が上手くても打率二割では・・・Aをレギュラーにするべき」
と思うけど、
A=500打数170安打
B=500打数100安打
なら、Bが相手からアウトを70個多く取ってくれたら差し引きゼロ。
と言う事なんですね。
もちろんヒットは長打もあるのだから単純比較はできないけど、ほとんどの人が「守備が上手い選手と打力のある選手どちらを取るか」と言う話では抽象的な比較ばかりで、
ここまできれいに数字で比較した人ってほとんどいなかったんじゃないですかね。
さすが王様だなあ。

で、やはり仁志・石井の二遊間とセンター金城はやはり偉大だなあと。