万年東一の名言

平気で損ができるのが任侠



個人的には極道だの任侠だのな方達ほど損得にこだわる気がしてならないけど、「平気で損をする心意気」みたいなものが実に大事な事は共感しますね。
先日みうらじゅんが「『損』をするという事は非常に大事。今年は、清水寺のご住職が一年を表す漢字一文字としてという文字を書くと思います」みたいな事を言っていたのでこの言葉を思い出したんですけど。
世の中には「フリーソフト」という物を開発して無償で提供している人がたくさんいるじゃないですか。あれなんて思いっきり「わざと損をして」いますよね。
組織で言うと現場側が「損」経営側が「得」の立場だと思うんですよ。
両方が自分の意見を本気で主張しつつも「正反対の事を本気で主張するあいつらがいるから全体として成り立っているんだよな」っていう事を理解しないと壊れると思うんですよ。「現場に理解がある経営者」も「現場に経営者的間隔を求める経営者」もそっちも間違いだと思うんですよね。でも今って大抵両方求められてるんじゃないですかね。だからろくな組織が無いんだよなあ・・・
ちなみに今日会社の人が「労働組合が強い会社は大抵傾いている」って話をしていたんですけど、労働組合って言ってみれば「損の皮をかぶった得」だと思うんですよね。
僕のサイトも、多分相当に高いレベルで製パンの知識を無料放出していると思うんですよ。こっそりパクって「これが私の長年の研究の成果である」とか嘘ついて無断借用している人間がひょっとしたらいるかもしれないですけどね。僕はたんなる薀蓄を並べているわけじゃないんですよ。思考の本質的なところを書いているつもりなんで、丸パクリしても絶対にボロが出るんですよ。と言う訳で私のレシピを参考にパンを作っている方は大歓迎ですけど、知識をひけらかして威張りたいだけの人はもっと他のうんちくサイトに行く事をお薦めしますね。平気で損をしている人間に喧嘩売っても勝てるわけ無いから。