フェブラリーステークス

ナンバーツーでもオンリーワン!


昨日のフェブラリーステークス。良いレースでしたよ。
ヴァーミリアンは最初から強いと分かりきっていたので普通に勝ってくれて十分です。あまり日本馬の海外挑戦は好きじゃないけどこいつに関しては素直に応援できる。海外行きっぱなしじゃないわけだしね。
今回は6頭印をつけて、パドック次第で順序をつけるかボックスにするかどうしようかな、と思いながら久々に後楽園ウインズにいったんですよ。そう、今回は姉の引越し準備などで実家に帰っていたので後楽園に行った。ずっと前からいる、4階の一番奥の自動販売機の前に陣取っているおっちゃんがまだいたのにはちょっと感動した。あぁやっぱ後楽園でホルモン焼き食いながら予想しないとダメだね。あの、永遠に噛んでいられそうな(ゴムマリ的な意味で)ホルモン焼きを噛む事で脳が刺激されるに決まってる。歯の丈夫な子供に育てたいお母さんは後楽園のウインズに連れてくるといいですよ。
パドックはですね。
1)ヴァーミリアンの歩様はお世辞にも良いとはいえなかった。
2)メイショウトウコンはやはり後肢の踏み込みが弱いなと。
3)ロングプライドの馬体ピカピカのパッツンパッツンで超抜。この時点で絶対勝つと思った。
4)ドラゴンファイヤーはマイナス14キロで馬体スカスカ。ダメだと思った。
5)フィールドルージュは可もなく不可もなく。
6)牛。
と言う感じでですね。ほぼ間違いなくロングプライドが馬券に絡むだろうと思ったんですけど、やはり時計の信用性が無いところで引っかかって結局6頭ボックスにしました。あとは最初から信じていた牛とロングプライド複勝
そう。仕上がりを心配していたブルーコンコルドはやはり絞れてはいなくて、いつも通りの見事な霜降和牛ッぷりだったんですよ。でもこれで勝ってきたんだから仕方が無い。
直前に参考レースとして南部杯を見たんですけど、必死に追いまくるワイルドワンダーを最後は押さえたまま余裕で抑えつけて着差以上の完勝だったんですね。やっぱりこいつを信じようと。
レースはスタートと同時にロングプライドが出遅れ、フィールドルージュ競争中止で一度はどうなる事かと思いました。ドラゴンファイヤーも余裕無い走りだし、もうブルーコンコルドにかけるしかない・・・とこいつだけを見ていたんですね。
良い感じに先団を無理なく追走して直線で絶妙の仕掛け。一度は差されながらもさらに加速して差し返す人馬一体の渾身の騎乗。後から聞いた話では直線の強烈な向かい風を考慮して直前まで前に馬を置いたスリップストリームだったそうで。いや〜今年の幸英明は本当に頼りになる。早めに仕掛けるのって、目標にされる。敵に背を向けるってことですからね。本当に勇気のいる事だと思います。それをためらいなく安定してやれるようになった幸騎手は、僕の中でアンカツと同レベルで信頼しています。そして、絶妙の仕掛けにすばやく反応した名コンビぶりが最高。何でもかんでもユタカアンカツガイコクジンに乗せ替える風潮に抵抗してくれた事も嬉しい。
腹の突き出た脚の短いおっさんがエリート相手にもっさり頑張る姿に感動しました。ちなみに、タイムが平凡だと言う人がいるんですけど、電車が運行できなくなるほどの超強風がモロに直線向かい風だったわけでレベルにケチを付けるのは違うと断言できますね。
やはりフェブラリーステークス南部杯組を重視。そして時計の裏づけが無い馬は信用してはいけない(最もロングプライドは出遅れなければ3着はあったかもしれないですが)と言う事を重視。ていうかJCD南部杯の連対馬のボックスを買えば単純に取れるレースなんだと思います。メイショウボーラーみたいな特殊例は除いて。特殊例の場合は芝実績を検証すれば良いでしょう。あと基本的に地方馬は全切り。最強面子だったトウシンブリザードトーホウエンペラー組ですら勝ちきれないんだから、芝路線の馬も平気で参戦する現状ではもう無理。
ていうかダート路線は楽しいですね。理想はフィールドルージュが復活、ヴァーミリアンがドバイで好走、ロングプライド帝王賞あたりで圧勝、サクセスブロッケンジャパンダートダービーを圧勝等と続々名乗りを上げてジャパンカップダートに勢揃い。ドバイでヴァーミリアンと激戦を繰り広げた外国馬も参戦!みたいな。そこにアロンダイトカネヒキリとフィフティワナーとフラムドパシオンが・・・って良く考えたらこれだけ主役級が抜けても盛り上がるんだから本当に芝路線も番組の組み方次第だと思うんですよね。