大リーグ思い出話

今日は巨人とアスレチックスが対戦してアスレチックスが勝ったらしいですね。
僕は、当然小さい頃から野球はテレビで観ていたんだけど、本格的に好きになったのは高校生の頃の友達の影響で、その頃NHKでたまに中継していた大リーグの試合が大好きだったんですよ。当然野茂英雄が行く前。
その当時はアスレチックスが強くてですね。ヘンダーソンカンセコ、マグワイヤ、エカーズリー・・・強かったなあ。
アスレチックスって「A's」ってロゴが入っているから「エイズ」って呼ぶんですよね。解説の堀内がそれを覚えた途端エイズを連発してうざかったなあ。「今年からエイズにうつって絶好調にエカーズリーとか絶対誤解されるっつーの。そんなテレビで見ていた憧れの選手がいきなり南海に来たのはびびった(トニー・バナザード)。ライトとの強持てコンビぶりにもびびったが。
この頃一番感動したのは何と言ってもワールドシリーズカーク・ギブソン。脚が動かないのに代打で出てきてまさかの逆転サヨナラホームランで脚を引きずりながらのベース一周。グッと腕をひきつけるガッツポーズが、アクションが小さい分溜めに溜めた感情を表現していて最強に格好よかった。毎日友達3人とカーク・ギブソンの真似を学校で繰り返していたけど誰にも理解されなかった。
そういえば当時私は部活がない日は学校の近所で良く友達と野球をして遊んでいたっけ。遊び場を先に奪われてどうして良いか分からない小学生を無視して遊んでいると、知らないうちに小学生が勝手に守ったりベンチ前で素振りをしてアピールしてるんだよね。「よし。代打いけるか?」っていうと真剣な表情で無言で頷いて打席に入って、ボテボテのゴロでも一生懸命走って、アウトになって帰って来ると「すいませんでした!」って謝るんだよね。いや別に謝る事は無いというか小学生の遊び場を勝手に奪っている高校生の方がはるかに謝るべきというか。
あの頃までは、まだギリギリ近所の子供が勝手に入り混じって遊ぶ土壌は残っていたのか。まあ多分俺達だけだと思うけど。子供なんて広場に適当に放り込んでおけば勝手に成長するよね。
ていうか俺が子供に勝手に遊び道具認定されるのはひょっとしてこの頃から始まった事なのか?