シンザン記念/フェアリーS回顧

まあ馬券は買ってなかったので穏やかな気持ちで眺めていたんですけど、この3歳世代の競馬はやたらとスローが多いですよね。
正確に言うと(1)新馬戦(2)3歳重賞(3)牝馬重賞でドスローが多い。春に向けて「早めに権利を持っていた馬VS遅れて上昇して来た馬」の対決になった時前者の方から買った方が良いのかなと。


フェアリーSは「ペースが上がるとジェルミナルは危ない」と観ていたんですけど、そんなジェルミナルにおあつらえ向きな競馬になっちゃいましたねえ。内枠のサンデー系がそのまんま来ちゃっただけの競馬だったのでここで好走した組は次走で怪しかろうと。印を付けた馬たちが不利を受けるわ無意味に下げるわで散々だったのでつくづく買わなくて良かった。


シンザン記念もぬるい競馬だったので次には繋がらないでしょう。こちらももっと厳しい展開になると読んで印を付けた馬達はお呼びじゃなかった感じで。人気薄でも高評価していたトップカミングが好走した事は良かったですけど。幸騎手は冬場にああいう競馬で人気薄の馬をギリギリ残してくれる事が良くあるなあと思ってます。(4着だったけど)阪神JFのショウナンカッサイもそうだったし、昨年の京都牝馬Sキストゥヘヴンもあんな感じ。目立たないし競馬ファンは「ゴミユキ」と呼び習わして必要以上に人気を落としてくれるのでありがたいです。切れる馬よりスピードを持続できる馬に乗って来た時の方が狙い目でしょうね。


両方ともマンハッタンカフェ産駒が馬券に絡んだ訳ですけど、この時期の3歳戦はマンハッタンカフェが強いみたいですね。以前から「マンハッタンカフェ産駒は母父がダート血統の方が走る」と言い続けているんですけど、その辺も関係しているのでしょうか。
もうひとつ血統絡みで触れたいのがカノンコード。自己条件で一番人気で負けていました。
この馬、母ポップス。つまりポップロックの下なんですけど、クロフネ産駒って母がそのまんま出る傾向が強いですよね。フサイチリシャール(母フサイチエアデール)、シェルズレイブラックシェル姉弟(母オイスターチケット)、スリープレスナイトもケイティーズ牝系の良血ですからね。
だから良血のカノンコードはまあ成績残すんだろうなと思っていたんですけどよく考えたらポップロックって晩成ですからね。
で、母親のポップスの成績を今はじめて見たら初勝利が8月の小倉で最終成績が(3.9.4.9)なんですね。4歳夏にスイッチが入ってからが(2.6.2.4)で1馬身差以内の負けが6回。
晩成で勝ちきれないところもポップロックそのまんまだからカノンコードもそういう付き合い方をすれば良いんじゃないでしょうか。つまり2着付けで美味しいキャラになると。