桜花賞

今年は良い天気の桜花賞になりそうですね。桜花賞のレース直前に桜の花がドアップになる、あれを観られると「生きてるって素晴らしいなあ」と思いますね。


さて予想に入る前に今日の復習です。
まずニュージーランドトロフィーですが、サンライズプリンスは「この世代の2番手集団のトップ」という感じでこのメンバーでは力が違った感じですね。最も過去に3着にすら来たこと無い圧倒的不利枠に入った一番人気馬なんて買うわけが無いので「勝ちたければ勝手にどうぞ」という感じですが。むしろマイル勝ち経験が無いレトが3着に来ちゃった事が今後の課題です。


阪神牝馬S

追記した通り、てっきりノーザンダンサーばっかり来ているレースかと思いきや、過去を振り返るとサンデーばっかりだったのでアイアムカミノマゴはもう堅いだろうと思ってました。牝馬限定重賞って、牝馬限定重賞に強い馬が結局勝っちゃうんですよね。3着のカノヤザクラは「坂のある短距離は得意だからいくらなんでも舐められすぎだろう」とは思っていたんですけど、他の馬を優先したのでしょうがないです。プロヴィナージュも「成績が頭打ちだから、短距離を使って第2ステージ突入するかもな」とは思っていました。フレンチデピュティはそういう種牡馬なので。あと春になると凄く強い。これは「フレンチ開花宣言」と捉えて良いと思います。

ついでに。近2走で「この馬は強いから」と本命に推して轟沈し続けたニホンピロレガーロがさすがの貫禄を見せ付けて快勝しました。こんなに強い馬が適条件に出てきて単勝28倍以上とか美味し過ぎ。



さて桜花賞の予想。
昨年の予想では、枠を観た瞬間1,2着がもう分かっちゃったので全く予想する気になれず「この世代の3歳牝馬は弱い」と嘘をついて強引な予想をしましたけど(笑)、今年は本当に弱いと言うか実力差は無いと思いますよ。阪神JFの三連複を的中した回顧で「見事に同じ位置を通った馬だけが来た、器用差で決まったレース」と書きましたが、それから印象は変わってないです。その日が最良だった馬が勝つんだなと。
過去3年間を観ますと、馬券に絡んだ全9頭に当てはまるのが「マイル勝ち鞍あり」。そしてウオッカ以外は全てノーザンダンサーを持っています。母母父ノーザンテーストエフティマイア以外は父か母父がノーザンダンサー
上記2点をクリアするのは
ショウリュウムーン
コスモネモシン
アパパネ
エーシンリターンズ
アニメイトバイオ
シンメイフジ
全然面白くないメンバーが残りますね(笑)


これ、調べていて気づいたんですけど
阪神JF
1着アパパネ=母父ヴァイスリージェント
2着アニメイトバイオ=母父ヴァイスリージェントフレンチデピュティ
3着ベストクルーズ=父ヴァイスリージェント
チューリップ賞
1着ショウリュウムーンキングカメハメハ産駒でノーザンダンサー5×5×5
2着アパパネキングカメハメハ産駒でノーザンダンサー5×5×5
3着エーシンリターンズ=キングカメハメハ産駒でノーザンダンサー5×5×4
見事に「適性が同じ馬が固まって飛んできた」だけですよ。
確かに上記開催時はヴァイスリージェントが良く来ていたりキングカメハメハがバンバン来ていたりしていたんですよ。で、今開催はどうかというと、毎日杯の事故のどさくさに紛れて1頭2着に来た以外はキングカメハメハは見る影も無い状態ですので、「上記好走は評価しない」としましょう。アパパネは一番ソツがないんですけど、血統的に根拠が無いしキングカメハメハ×ソルティビッドなら成長力かなり疑問ですしね。


さて消すのは良いけどじゃあ何を買うかという話ですよね。
「同じ血統の馬がまとめて来る」のが今年の牝馬クラシック路線なら、それにふさわしい組み合わせはないかと探して見つけましたよ。
ショウリュウムーン
アプリコットフィズ
ワイルドラズベリー
プリンセスメモリー
の母父サンデー系馬券。
プリンセスメモリーは相当強いと思いますけどね。クイーンCは最後方に付けて直線だけで内をスルスルと抜けて忍者のように2着まで押し上げましたからね。スウェプトオーヴァーボード産駒は、同じ条件なら連続好走するし、しかも連戦を重ねるごとに強くなっていくんですよ。小さ過ぎる馬体は気になりますけど、それは「馬群を割れずに弾かれて実力発揮できない」事が怖いのであって実際直線だけで最内から13頭抜いて来た前走を観る限りは大丈夫ではないかなと。まして阪神外回りは直線内ラチ空きますからね。ところで高橋義博調教師は小さい馬ばっかり管理していますけど趣味なのでしょうか。気が合いますね(笑)

他には、アニメイトバイオも怖いです。春のフレンチですから。あと、今年は過去の桜花賞と違って極端な外伸びではないフラットな馬場なんですよね。だから普通に先行馬も残ると思います。その場合候補は、血統ドンピシャなコスモネモシンと、騎手がこのコースで最も頼りになるレディアルバローザ。この馬はデビューから6戦連続馬体重増減無しの極めて珍しい馬なので、姫とは違う意味で馬体重に注目です。


上記4頭の内、いつも書いていることですが私はダンスインザダークはサンデーではなくニジンスキー種牡馬と解釈しています。また内枠で人気を背負ったジャングルポケットなんて最悪なので、印を付けると
◎プリンセスメモリー
○ワイルドラズベリー
コスモネモシン
レディアルバローザ
アニメイトバイオ
アプリコットフィズ
ショウリュウムーン
ですかね。本命対抗はマイル勝ち経験がないのですが、今日同じ理由で消したレトがNZTで3着したので3着ならあっても良いでしょう。単勝を是非買いたいのがコスモネモシン。この馬、筋の通った牝系ですからね。Pretty Pollyの直系、つまり史上最快速馬Brigadier Gerardノーザンテースト、ガーサント等と同じ一族です。


追記:今年は2008年のような混戦だろうと思っていたんですけど、そういえばあの年は3代母がアメリカGI勝ち馬のレジネッタが勝ったんですよね。今年のメンバーで欧米GI勝ち馬がボトムラインに入っているのは、ざっと観てタガノエリザベーと、ジュエルオブナイルサウンドバリアーアメリカGI勝ちがあるのは、GI勝ちどころかGI通産11勝の超名牝「鉄の女」Lady's Secretを持つサウンドバリアー。以前書いたようにアグネスデジタルダンチヒが結構効いている種牡馬だと思うので、サンデー×ダンチヒの近親ビリーヴが成功している以上この馬のドッカンもあるかもしれません。