血統(1)

さて。
一応私は血統を軸に競馬の予想をしているんですけど(最近はほとんど無視していますが、その理由に関しては後述)、
自分の中で既に常識になっている知識と、全く血統に関する免疫が無い方の温度差の激しさを最近痛感するので、ごく基本的な事から「血統予想」について不定期連載をしてみたいと思います。


とはいえ、一般的な解説書のような解説はしません!自分は以前仕事でマニュアル作成の仕事等をしていたんですが、「マニュアル本」という体裁を保とうとすると論理的に筋道が立つように説明しなければならないので、血統の話で言うと「そもそもサラブレッドは祖先を辿ると3頭に辿り着き・・・」みたいな事から始めないとならなきゃいけなくなるんですけど、そういう馬券に結びつかない薀蓄とか眠たいだけですからね。このブログでは「競馬の予想に役立つ知識」に特化します。ちなみに毎回思いつきで書いているので、後から加筆修正が頻繁にあると思うので悪しからず。


というわけで第1回。テーマは「大きなくくりを覚えよう」です。


個別の種牡馬の特徴は無視するとして、まず大きなくくりを覚えましょう。それも「JRA主催のレースで役に立つくくり」にします。


1)サンデーサイレンス系(以下サンデー系)
※特長は「問答無用で能力が高い。」サンデーが入っているだけで能力アップ。強いて言うなら、瞬発力が桁違いなので、瞬発力勝負で勝った馬が次走瞬発力勝負にならない舞台に出てきたら隙がある、順張血統なので勢いのある時は逆らえない。ダメなときはダメ。
2)グレイソブリン
※長く脚を使う舞台向き。多頭数や目標にされるシチュエーションではもろい。つまり広いコース向き。
3)ロベルト系
※スピード、パワー、瞬発力全てそこそこ有り、距離馬場不問。叩き良化型が多く格上挑戦をものともしない。ゆるいレースで手を抜くが、厳しいレースでスイッチが入る。
4)ノーザンダンサー
※基本的に底力、パワー有り。スピード決着には基本的には向かないが、特殊設定で異様な高速で走る。
5)ミスタープロスペクター系(以下ミスプロ系)
※スピード能力が高い。距離、馬場不問。
6)ノーザンテースト
※夏のローカルや小回り得意。重馬場得意。成長力が異常。
7)サクラバクシンオー
※100%の確率で短距離馬。春の中山だけは何故か内枠を引くと中距離で穴を開ける。
8)日本型
※ローカル向き。たまに意味不明な穴を開ける。
9)アメリカ型
※良くも悪くもスピード馬鹿。スタートからゴールまで一気に突っ走るレースが得意。つまりダート向き。
10)ヨーロッパ型
※基本的に中長距離向き。洋芝特注。特殊設定で異様な高速で走る。
11)その他スピード血統
アメリカ型の距離がもたないバージョン。
12)その他底力血統
※血統表の奥の方に入って爆発力。




くくりのバランスが悪過ぎる上に、重なっているものが多い(例:グレイソブリンはヨーロッパ型だしノーザンテーストノーザンダンサー系な上に日本を代表する土着血統)のですが、あくまで「血統予想」の取っ掛かりとしてこの分類にします。暫定的に。