OZZY

今日はOZZY OSBOURNEのライブを観てきました。会場は東京国際フォーラム。こんなお上品な場所でオジーとかどうなんだよと思っていたんですけど、びっくりするくらい客層が年齢層高いというか何だか野球場とかの客層に近い感じの一般人だったので、まあこれはこれで合ってるのかなと思いました。キャリアを考えたらファンの年齢層が高いのは当たり前ですけどね。


あとびっくりしたのは、開演時間ぴったりにショーが始まった事。こんなに規則正しい外国人珍しい。やっぱオジーいい人だなあ。
生でオジー観たのは初めてだったんですけど、やっぱオジーはかわいいですよね(真顔で)。人としてかわいい。AKBなんちゃらとオジー・オズボーン、どっちがかわいい?と聞かれたら、迷わずオジーですね。まあ実際整形無しでこれくらいかわいいんですけどね。

今年新譜が出たから新しい曲ばっかりやるかもなあと思っていたんですけど、新譜の曲はほとんど無く定番曲はほとんど演ってくれましたね。1曲目がBARK AT THE MOON。いきなり(笑)。日本のライブ一発目に「馬鹿だも〜ん」の大合唱から始めてくれるとは、さすがオジー最高です。サバスの曲も結構やってくれて、IRON MANとPARANOIDはもちろん、WAR PIGとINTO THE VOIDまでやってくれたのは感動です。やっぱ来て良かったなあ。ちなみにINTO THE VOIDはアンコールの4曲目でした。本編のラストがCRAZY TRAIN。アンコール含めて2時間20分くらい演りました。今年62歳で凄いよなあ。自分が子供の頃のフランク・シナトラとかそのくらいの感覚ですよね。普通に声出てましたからね。LOUDPARK行く予定の人も期待できると思いますよ。
ギターのガスGは、さすがにランディー・ローズやザック・ワイルドと比べたらかわいそうですけどなかなか正確なギターで頑張ってましたよ。オジーのミュージシャンを見る目は正確ですからね。
ジーの何が真面目ってちゃんと開演時間に始まった事もあるんですけど、1曲1曲やる前に律儀に曲紹介するんですよね(笑)。あとメンバー紹介の時に一々「Mr.〜」を付けて紹介するし、新ギタリストのガスGの紹介の時に観客に「ガスG!!」コールを要求して盛り上げたり、気配りもきめ細かいんですよね。ボスっていう感じするよなあ。
舞台演出はほとんど無く(後ろに12台積んであるマーシャルがほぼ唯一の舞台装置)、WAR PIGの時にサイレンと共に赤色灯の様に赤い照明がぐるぐる回った事と、オジーのケツ出しの時にカトちゃんの「ちょっとだけよ〜」の様に舞台が赤くなってスポットライトが当たったくらいですかね(笑)。ラウドパークに合わせて急遽決定したスポットライヴという事もあったんでしょうけど、オジーは過剰な演出は嫌がりますからね(プロだから求められればなんでもやるけど)。もちろん無いようありきなのでこちらは大歓迎ですけどね。


しかし何と言ってもオジーの存在感ですよ。オジー観てるとほっこり幸せな気分になれるんだよなあ。普段世界平和だのエコだのごちゃごちゃ言ってる「アーティスト(笑)」ほど陰気臭くてうそ臭い(大抵ファンも嘘臭い)のに、「LET ME SHOW YOU HELL!!」と叫んでいる「魔界のプリンス」の方が明るく元気で笑顔にしてくれるのは何故でしょうか。


何にしても最高のライブでした。個人的にはPERRY MASONやTHUNDER UNDERGROUNDもぜひライブで聴きたいんですけどね。オジーのソロ作としては異質の超ヘヴィーグルーヴなのでライブでやると他の曲と合わなくなっちゃうのかもしれないですけど、サバス時代の曲となら合うと思うんですよねえ。WAR PIGとINTO THE VOID滅茶苦茶格好良かった!!