オペラシチー

先日、東京オペラシティで行われたギターの演奏会にお手伝いで行ってまいりました。

何か変ですよね。だだっ広い空間のど真ん中に、ぽつんと人間の銅像が立ってたりするんですけど。無駄にハイソ感漂わせて正直物凄く居心地悪かったんですけど、何故か途中でB-BOY集団がふらふら入ってきて、道案内を頼まれました。物凄く悪そうな子達だったけど凄く腰が低かったです。自分は何故かお年寄りや子供、もしくは悪っぽい子や防衛庁のお方とか極端な人に道端で良く話しかけられるんですよね。いわゆる一般市民からは何もして無いのに白い目で見られることが多いです。理由は分かりません。


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演奏会自体は素晴らしかったんですけど、「やっぱクラシックの客ってちょっと違うよね」と感じる事がいくつかあったんですよね。
あくまで個人的な感覚ですけど、小さなクラシックの演奏会に来るような客って、何か鼻につくんですよね。イベントの成り立ちとしては小さな区民体育館とかで行われるドマイナーな格闘技やプロレスの興行に近いと思うんですけど、そういう大会って客が物凄く協力的じゃないですか。なんとなれば片付けとかも手伝うし、「アクシデントやハプニングがあっても、客も含めてみんなで良い大会にしよう!」みたいな、誰にも頼まれてないのに勝手にボランティア気分なんですよね。
でもクラシックの客って「大した人間じゃないのに特権階級気分」みたいな臭いをプンプンさせてるんですよねえ。自分でギターを演奏するから学びに来たっていう感じの「やる側」の人間は凄く感じが良いんですけど。
そのクラシックギタリストは自分の友人で世界的な大きなコンクールで優勝しちゃうような凄い人物なんですけど、ちょっとパンク精神が入っていて「演奏さえ最高のものを提供すれば、一ひねりした演出もアリ」っていうタイプの発想をするんですよね。そういうのが「ハイソなお方達(笑)」のお気に召さないみたいなんですよ。自分の望む通りに事が運ばない事を認めない人種なんでしょうね。官僚っぽい。負けを認めないならまだしも、みんなが得する事すら自分の予定に無い事なら認めないみたいな。
ああいう人種じゃないと良い暮らしは出来ないんだろうなあ。じゃあ貧乏でいいや。むしろ貧乏な方がいいや。