TOEIC対策

さてTOIECの話です。
自分の学習のまとめを兼ねて、自分の今までの勉強方を書いてみたいと思います。
まず、自分はTOIECの受験とかそういう事は一切考えずに「英語の勉強は、自分がやりたい事だけやって途中で挫折しても無駄にはならないし、趣味とか生活にも反映するからやってみようかな」と思って始めたんですよね。


で、まずは

CNN ENGLISH EXPRESSを図書館で借りました。「英文を読むのは、受験勉強で経験があるから単語の絶対量さえ上げてしまえば力技で何とかなるだろう。でも聴く方は練習しなければどうにもならんな」という感覚だったので、CD付きのものなら何でも良かろうと思ったので。
これを使って、「まず英文を聴く→英文を音読する→もう一回聴く」をひたすら繰り返して、英文を読まなくてもある程度聴き取り可能な状態までなったらipodに入れて、通勤途中にひたすら聴いて定着みたいな感じから始めました。
これをある程度やっている内に、雑誌に「TOEICハーフテスト」みたいな物が付いている号があったので「まあ目標があった方が張り合いあるよな」という感じでTOIECも意識し始めました。


そこでまず単語集、リスニング対策&リーディング対策の問題集をそれぞれ買いました。


まず語彙力を高めないとどうにもならないので、



この辺の本で機械的に語彙力を増加するのが良いと思います。「単語をタダ憶えても意味は無い。分からない単語があっても文脈で理解する読解力を身につけるべき」みたいな事を言う人もいますけど、それはあくまである程度の語彙力があっての話で、やはり最初は機械的にでも語彙力を上げるべきだと思います。
「英文を読む時に、辞書をひいてはならない」という人もいますが、これも段階によると思います。自分はある程度まで(例えば雑誌1ページ分)は辞書をひかずに読んで、わからなかった単語は後から調べるようにしています。TOEICのPART7程度の文章なら確実に辞書要らずで理解できるのですが(わからない単語が1個か2個あったとしても、意味が分からなくても大勢に影響ない程度の単語なので)、JAPANTIMESとか読んでると、さすがにまだたまに知らない&意味が分からないと文章を把握できない単語も出てきちゃうので。TIMEに至っては辞書にすら載ってない単語が普通に出てくるので困っちゃうわけですが。


同時進行で、このような問題集をひたすらやる事をお勧めします。



流通しているTOIEC対策本なら大して差はないと思うので、気に入ったものを買えば良いと思います。数をこなした方が良いので時間をたっぷりかけられる人ならコストパフォーマンスで選べば良いと思いますが、「1回やって終わり」ではなく間違えた問題は何度もやって定着させた方が良いので、自分のペースに合わせた量の物を選ぶと良いと思います。


TOIEC対策を始めて、1〜2ヶ月ほど経ったら

公式問題集は必ずやった方が良いです。
これは、必ず時間を計って解答ペースを体感する事が重要です。問題自体は市販されている試験対策本の方が難易度は上です。なので、PART2等は想定よりシンプルな問題が出て拍子抜けします。
問題はリーディングです。初体験だとほぼ間違いなく時間が足りなくなります。ここでようやく「最初はリスニングに慣れる事が重要だと思っていたけど、リーディングのスピードをつけないとどうにもならないな」と気づきます。


そこでPART7対策をひたすらやるようになるんですけど、TOEICは「単語の言い換え」を見つける事が全てと言っても過言ではないので、PART7に関しては上記のような問題集をひたすらやれば解決します。実際自分は、8月から勉強を始めて11月の公開では715点、12月のIPでは740点取りましたので。スコアレポートを観ると「文章の情報を基に推測できる」が93%、「文章の中の具体的な情報を見つけて理解できる」が96%なので、ちょろっとやればこのくらいは誰でも取れるなと。
ただ、リスニングの語彙力はまだまだなんですよね。「短い会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる」は100%なんですけど、他はまだまだ完璧ではないので、PART3、PART4でどこか抜けちゃってる部分があるんだと思うんですよ。


まあそれはもちろん実際受験してから判った事なんですけど、公式問題集をはじめとした「実際の試験を想定した個人的模擬試験」をやっているうちに「高得点を狙うには、PART5、PART6対策が必要だぞ」と気づくんですね。最初は「PART5、PART6は穴埋め問題だから、受験勉強みたいなものだしなんとかなるだろう」と思ってノーマークだったんですけど、最終的にここがネックになっちゃうんですよね。
ところがこのPART5、PART6対策の問題集や参考書というものが、良い物が無いんですよねえ。「勉強した錯覚を得られる物」は一杯あると思うんですけど、直接TOEICの問題に直結するものは無いと思います。自分が知らないだけなんでしょうけど。
なので、この段階になった人は「ひたすら英文を読んで、英語の感覚を身につける」という急がば回れな勉強法にシフトチェンジするのが良いと思います。ここまで考えて問題を作っているとしたら、TOEICの問題作成係恐るべしだなあ。


前にも書きましたけど、TOEICの受験料がその内下がるみたいなので、自分はもうちょっと期間を置いてから再挑戦してみようと思っているのですが、現状としてはこんな感じですね。NHKの語学番組と図書館の雑誌から始めてもある程度まではいけるし、資格を取るための勉強だと金にならないと意味ない部分が大きいと思いますけど、英語がある程度わかると趣味にも活きるし無駄にはならないので、途中で挫折しても損はしねえやという程度の気軽な気持ちで始めると良いかもしれません。