フェブラリーS&予想イベント。

まず最初に土曜メインの反省ですが、名前を挙げた6頭に入っていたコスモメドウとコスモヘレノスのワンツーで決まった事は決まったんですよね。当然私がそんなかわいい馬券を買うわけがないので轟沈しましたが。
コスモメドウは昨日書いたように超良血なので、疑っているうちにあれよあれよでGI勝っちゃうかもしれません。ベテランファンの方は、この馬の一族であるフサイチコンコルド@ダービーやアンライバルド皐月賞の時のような注目度合いの「皮膚感覚」に近いものを感じた時は買い時でしょう。どちらも人気を背負うと裏切るけど舐められていると圧勝するタイプでしたよね。コスモメドウも確実にそのタイプです。
そして、来年こそ(憶えていたら)人気に関わらず「ノーザンダンサーのクロス持ち」はベタ買いします。


さて今日は後楽園のWINSに行ってきました。正確に言うとわざわざ新宿駅を通過してちょこ読みファンタジア文庫vol.5を拝借して、競馬が終わってからは秋葉原でお買い物をしてきたのですが、その話はまた別のエントリーで書きます。


さっそくフェブラリーSの予想と行きたいのですが、今日は後楽園WINSで専門誌予想家による予想イベントがあったのでその模様から行きたいと思います。

競馬エイトの松本ヒロシTMとベテラン椋木宏氏。夕刊フジの内海祐介氏の3人によるフェブラリーS予想イベントが、メインレース終了後に行われました。ビルの隅っこの無料イベントだから大した話はないのだろうと思いきや、50分近くもかなり突っ込んだ厩舎情報なども惜しみなく出してくれて、かなり有意義でした。客がかなり遠慮気味だったのでズカズカと一番前のど真ん中で観る事が出来ました。3方とも無駄なく的確で、ふざけるでもなく上から目線でもなく凄く印象が良かったです。ムクさんの人柄の良さは昔から何度もテレビなどで観ていましたけど、テレビ慣れして実に仕切りが上手いヒロシ氏と実にスマートで言葉に一切過不足がなく「もっと話をして欲しい!」と思わせる夕刊フジ内海氏も実に好印象でした。
ざっとイベントの内容に触れましょう。


1)各氏の本命
ヒロシ=シルクメビウス
ムクさん=メイショウタメトモ
内海氏=セイクリムズン
2)各馬などについてのコメント
フリオーソ=マイルは忙しい。しかしそれ以上に坂がダメだろう(ムクさん)。川島調教師は「地方で出走する時程の自信はない」とコメント(内海氏)。
オーロマイスター南部杯の時の状態にはない。いつも長めから追う馬が坂路なのはマイナス(ヒロシ)。
ライブコンサート=(ヒロシが重い印)シングスピール産駒は芝とダート複勝率がほぼ互角。走り方から観てもダート転向が吉と出る可能性があるのではないか(ヒロシ)。
ダノンカモン根岸Sは三浦騎手が最高の競馬をした。あれでしかも1キロもらって勝てないのだからセイクリムズンに先着する事はない。乗り難しい馬だから乗り替わりもマイナス。自分はセイクリムズンを本命にはしていないのだから当然買えない(ヒロシ)。/池江調教師は「根岸Sがメイチで、フェブラリーSの事は頭になかったと言っていた(内海氏)
ダイシンオレンジ阪神の坂でもパフォーマンスが落ちるのだから、やはり府中の坂はマイナス(ムクさん)。
セイクリムズン=おせおせのローテがちょっと気になる(ヒロシ)。
マチカネニホンバレ=前走パサパサダートが向かず負けたって陣営も騎手も言ってるけど、あれ嘘だよ。あんなデカイ馬が内枠で包まれたら出し所がなく負けて当然。だから今回良馬場だからといって割り引く必要なし(ムクさん)。
シルクメビウスフェブラリーSは「地方競馬で適性が合わずに負けた馬」を評価するレース。だから東京大賞典惨敗で人気が落ちるこの馬本命。いつもぎりぎりまで仕上げてしまう馬なので、今回坂路調教にしたのはプラスだと思う。
メイショウタメトモ=騎手が不安。だが、お母さんがマイラーだし川崎記念は明らかに不向きの条件で良く頑張った。初のマイルで激走しても良いのではないか(ムクさん)。
トランセンド=藤田騎手が他の騎手を恫喝してすんなり単騎逃げすると思います(ムクさん)
セイクリムズン=昨年1008回騎乗を達成した幸騎手が、エージェントに今週の騎乗を減らすように依頼するほどこのレースに賭けている。
今週の府中ダート=重馬場発表で始まってヤヤ重で行われたが、発表とは裏腹にパサパサ。時計もかかる。前に行って凌ぎあいになる、差しは決まらない馬場(ヒロシ)。


憶えているものをさらっと挙げただけでも、一般ファンでは知る事のできない厩舎情報も関係者に一切気を使う事無くズバッと忌憚なく語ってくれた事は窺い知れると思います。ベテラン記者が公の場で、「武豊が乗る事だけが不安」とさっくり語るんだから素晴らしい。もちろん悪口だから良いと言うわけではないですよ。身内に気を使って言論封じまくられじゃ何の意味もないですからね。
何にせよ、イベントが行われる事すら知らずにたまたま前を通りかかったから参加しただけにしてはかなり面白かったです。ダイヤモンドSを外してなかったら観てなかったと思うと、あんな安馬券外して良かったなと。ちなみに上記のダノンカモンの項目は、予想コーナーで誰も触れなかったから自分が「ダノンカモンについて、内海さんがヒモ、他のお二方は無印なんですが、ばっさりの理由をお聞かせ頂けますか?」と質問した物に対して頂いた解答です。


それでは予想です。
セイクリムズン
もう分からなくなってきたので好きな調教師の好きな馬に一番好きな騎手が乗るんだから素直に本命にする事にします。
基本的に外枠の先行馬圧倒的有利なレースだし、血統的にも母方に底力血統が多く入ってますしね。過去の対戦相手で劣るのは確かですけど、根岸Sの予想で書いた通り自分は昨年の根岸SはGI級と見ているので大丈夫だと思います。
オーロマイスター
南部杯勝ち馬は自動的に馬券に入れる事にしているので。前の争いが激化すれば内枠差し馬が浮上するのもこのレースの傾向なので。
マチカネニホンバレ
血統とかコース適性とか色々と買いなんですけど、冬場は絞れずに苦労する馬なのでパドック次第で。
コスモファントム
事実上インチキダービーとインチキ天皇賞しか崩れてないですからね。昨年の影響か芝兼用馬が逆に不当に貶められている気がするので美味しいかと。もっと人気すると思っていたのですが(前日オッズ9番人気)。
△メイショウタメトモ
ムクさんが本命にしなくても馬券に入れるつもりでした。左回り得意だし川崎記念は優勝する馬より2〜3着を買いたいし。ちなみにこのブログで「武豊は買える騎手ではない」と書き続けて5年目突入ですけど、最近になってようやく鬼の首を取ったように「武豊は落ちた!」と叫んで悦に言ってる人が多いですね。遅いよ。これも随分前から書いているように、武騎手は左回りと馬格の無い馬は上手く御せていると思うんですよ。