以前「天然酵母イーストも結局の所『酵母』なんだから同じ」
って言う話をしたんですけど、
イメージって結構重要ですよね。

まあ、ある意味「気持ちよく騙す」っていうのも商売の重要な手段だと思うから構わないんですけどね。
そう考えると、今の世の中の「何でも真実を暴かなければ気がすまない」的価値観はよくないと思うんですけどね。
僕は「ぶっちゃけ」っていう言葉を編み出した人が、今の世の中をつまらなくしていると思います、って話がまたずれた。

で、パン作りをしている人には「カルピスバター」っていう物を知っている人も多いと思うんですよ。
あのカルピスが作っているバターですね。

実際このカルピスバターって、他のバターに比べて味や香りにえぐ味が無いから好きって言う人も多いんですよね。

でもですね、このカルピスバターが何で他のバターと違うのかって言うのを実際にカルピスの人から聞いたんですけど、
カルピスの原料を搾乳する乳牛は本州の牧場で飼われていて、他の国産バターは全て北海道の牧場が産地らしいんですよ。
で、何が違うかというと、
北海道の牛は牧草を食べているけど、本州の牛は人口飼料を食べているのだそうです。
つまり、他のバターで感じていたわずかな「えぐ味」とは、牧草を食べている事によった物なんですね。

人口飼料を食べている牛って言うとねぇ・・・
もちろん安全な物をカルピスは販売しているはずでしょうけど、
どうしても想像してしまう物がありますよね。あのよたよたした牛の映像とかを。

「カルピスイメージいい!!さわやか!!ロハス!!」
とか言っている人って・・・まあいいや。
誤解の無い様に繰り返しますけど、べつにカルピスバターの安全性に疑問を持っているわけではないですよ。

パンについてもっと知りたい方は、詳しくは私のサイトも是非ご覧下さい。→http://www1.ocn.ne.jp/~ribot/