今日は、今幕張メッセで行われている
モバックショーに行ってきました。

製菓・製パンに関わる材料機械その他もろもろの
企業の展示会です。

知り合いからチケットもらったのでただで行ってきました。

普段全然触れないお菓子メーカーの
機械とか見るのは面白いですよ。
なんか、あんことかを作るような
ロボットみたいな機械とかあったりしてね。
まあ時節柄か、衛生関係に気を配るような
装置とかが妙に勢いあったような気がしますね。

そういえば、不二家のブースがあったら絶対行こうと思ってたのに見当たらなかったなあ。
いつも出してないのか、今年は遠慮したのか知らないけど。

余談だけど今日の東スポ、「ペコちゃんとアンパンマン破局
って出てましたな。
アンパンマンランドみたいなヤツに、不二家のレストランを出店して
ペコちゃんとアンパンマンが並んで立っているという
企画があったらしいんだけど。
アンパンマンからクレームが付いて不二家は弾かれるとか。

閑話休題

とりあえずご招待してくれた熊本製粉ブースにGO。
内国産小麦というと誰もが北海道の粉を想像しちゃうんですけど、
九州の小麦粉っていうのもあるんですよ。
プロの職人でも、知らないが故に使った事無い人が相当多い気がするんですけどね。
僕の感触では、北海道の内麦より九州産のほうがパンに向いてると思いますね。

前にも書いたと思うんですけど、なんで欧米はパン文化でアジアは麺文化なのかというと、
単純に粉の質、詳しく言うと粉に含まれるでんぷんの質が、それぞれの調理方法に向いているからなんですよ。

さらに、フランスパンに向いているのはフランスの小麦なんです。扱いにくいんですけどね。
チャバタはイタリアの粉の方が良いのかなあ?イタリアの粉ってパン業界ではあまり聞いたことがねえな。
多分イタリアの粉はパスタ向きなんでしょうね。

チャバタは、ピュラトスのブースで実演してましたね。
ピュラトスのオーセンティックは良いですよ。
簡単に本格派の味が出せるとはこの事だ、と思いますね。
ただチャバタは高温で焼ける設備がないと面白くないな。
まあ、ちゃんとしたフランスパンが焼ける設備があれば問題ないですけどね。
そういえばピザといい、チャバタといい、
イタリア人は高温でガツンと焼いてガリッとした食感を
楽しむのが好きなのか?
何となく、イタリア人気質にあってる気がしますけどね。

あと、熊本製粉は石臼を使って挽いている粉もあるんですよ。
何で石臼が良いかというとですね、
粒子が不均等のほうが、損傷でんぷんの多い粉は先にグルテンが出来て生地になってくれる。
粒子の大きい、グルテンが強く出来ずに残った粉は
グルテンに邪魔されず、でんぷんに火が通って麦芽糖に変わる
というわけですね。

という訳で、派手さはないものの人柄のよさが感じられる
熊粉ちゃんが私は大好きなわけです。

パンについてもっと知りたい方は、詳しくは私のサイトも是非ご覧下さい。→http://www1.ocn.ne.jp/~ribot/