3月のライオン

ところで新日本プロレスの「G1クライマックス」は棚橋選手が優勝したそうで。
いや、今年はどう考えても曙が優勝して「朝青龍、こっちの水は甘いぞ!」ってマイクアピールすべきでしょ。


毎回何故かレビューを書き続けている「3月のライオン」。今回でようやく話の方向性が見えました。
冒頭に「優しさ溢れるラブストーリー」と書かれていることと、桐山君は酔いつぶれていた所をあかりさんに拾われた描写があるので、どうやらあかりさんに対する桐山君の恋心も描かれていく様子。
しかし、あかりさんといい「ハチクロ」のはぐやあゆといい、何もしなくても異様にモテモテな女性ばっかり出てきますな。それでも男の読者が付く少女漫画家として成り立つ所がポイントですね。
実際、銀座の高級スナックのホステスとしてのあかりさんみたいな男あしらいの仕方って最強ですからね。こんな人いたら絶対かなわないもんなあ。なんで女性なのにこんなことが分かるんですかね?羽海野チカ男性説でも唱えてみようかなあ。
最後のコマのあかりさんの笑顔も、何とも良いですよねえ。これ、わざと広角上げてアルカイックスマイル的にしてるんですかね?下手な人が描くと何かたくらんでいるような顔に見えちゃうと思うんだけど、羽海野先生は上品に描きますよねえ。


話は変わりますが、僕はこの作品の舞台を八丁堀辺りと推察していたんですけど、桐山君の「千駄ヶ谷へ地下鉄なら1本だけど、橋を越えてJRの駅まで歩く」と言う語りから、もう間違いなく月島周辺が舞台ですね。千駄ヶ谷を通る地下鉄は都営大江戸線しかないし(ただし地下鉄の駅は国立競技場)、隅田川沿いで「JRの駅まで橋をいくつか越える」となるともう月島しか条件満たさないはず。高層マンションと昔ながらの街並みが両立している下町、っていう点もクリア。あ〜すっきりした。


おまけ。今まで全然興味なかったキミキスだけど、お嬢様の声役が能登麻美子(※1)と聞いて俄然自分内の評価が上がった。ていうか監督:カサヰケンイチですか・・・。まあ画がきれいなら内容なんてどうだっていいので(おい)アリと言えばアリか。アニメ版が楽しみですな。


※1=地上に下りた最後の天使。っていうか、神様が能登に似せて造ったのが天使なんだから、むしろ天使を天に登った最後の能登と呼ぶべき。