加筆

こういう法則はですね。競馬と同じで発見した時は時すでに遅しで法則が破られちゃうのもまた事実ではあるんですよね、悲しい事に。

凄く気になっているのは、言っちゃ悪いけどこの程度の戦力でAクラス入りできちゃう阪神の存在なんですよ。まあ「他が弱過ぎ」の一言で片付けてもいいんですけど。
先にも書いた通りこのチームはJFKが全てなんですよね。これはどういう事かというとですね。3人のピッチャーが1イニングずつきっちり抑えきれるという事は「打順一回り分丸々抑え切っちゃう」という事なんですよね。
何が言いたいかというと、先にあげたような「主力依存型」が短期決戦で弱いのは短期決戦なら主力の1〜2名程度を集中して潰す事は難しくないんだよという事ですよね。裏を返すと、いくら短期決戦でも全選手を集中して潰す事はできない(当たり前ですけど)という事なんで、阪神みたいに「試合の1/3を「全選手を集中して潰す」という超必殺技を持っているチームは「分散攻撃型」の天敵の可能性もあるという事なんですよ。とはいえ阪神は一昨年にロッテにフルボッコにされているので何ともいえないですけど、あの時ってロッテは「全選手主力型」とでも言うべき異常なはまり具合でしたからね。
でも、JFKって必ず並べなきゃいけないルールがあるわけじゃないですからね。「( )J( )F( )K」って分けて使ったって良いわけですから。
この場合中日が工夫なく森野ウッズノリを並べちゃったら手も足も出ず終了の可能性もあるんじゃないかと。逆に昨日も書いた通り落合監督がどう打順を組んでくるかが見物だと思うんですよね。数字で見ると中日は主力の得点能力は12球団最強なんで。もしJFKを7回から集中して使われるなら、中日は6回までに試合を終わらせるつもりで戦うべきなのでは無いだろうか。その場合なおさら「主力依存型」ではダメな理屈になる。意図的に「下位打線が得点を取って勝つパターン」を作ることを考える方が確率が高いと思う。