先日、ビートたけしMCの番組に中曽根康弘元首相と石原慎太郎東京都知事が出演していたと言う話をしましたが、その時の都知事
「歴史は現代史から遡って教えるべき。日本は古代史から順を追って教えている。こんな馬鹿な国は世界中にどこにも無い」
と言う発言がずっと引っかかっていて今日ふと思い出して軽く調べてみようと思ったのですが・・・
http://www.akashi.co.jp/menue/siries/kyokasho/main.htm
検索して30秒ほどで上の世界の教科書比較サイトに行き着いたんですが。
石原先生残念!世界の国全部バカでした!
まあ今さらこんなカスの揚げ足取る気はさらさら無いので特に突っ込もうとは思わないんですけど、一応リーダーとしての地位がある人なんだからあんまり低脳発言はしない方が良いと思うんですけどね。個人的には。取り返しつかないくらい低脳発言ばっかりしている気もしますけど。
まあそれはいいとして、僕は当然ながら文明の成り立ちから順番に教えるのが筋だと思うんですけどね。1年間で日本の歴史を教えるなら、まず最初の1ヶ月くらいで頭からケツまで流れを通して説明してそこで1回試験。
「ここで律令制度というものができるんだな」とか「なるほど。こういう理由で武家社会というものが成り立つのか」とか流れを理解した上で各論に入っていくのが理解しやすいと思うんですよね。ただ単に淀みなく流れられても「墾田永年私財法」とか暗記で手一杯で理解に結びつかないよ。


現代史が一番大事なんだからもっと詳しく教えるべきだ?
それは単なる個人の価値観でしかないし、そもそももっと高等教育で語るべき問題であって、それは現在のいわゆる「教育問題」に絡める問題じゃないよ。
学校のカリキュラム的に3学期はグダグダになるからどうしても最後の方の現代史が疎かになる?
それはもっと大きい仕組みについて語るべき問題であって、歴史教育単体で語っちゃダメに決まってるじゃん。
何て事を、今日から連載されている日経の「ニッポンの教育」という記事を読みながらぼんやり思いました。ごめん。「俺は新聞は東スポしか読まない。テレビはアニメしか観ない。」って言うの実は嘘なんだ。