「ジャングルを守るよりむしろ作れ」


いきなり余談ですけど、地方在住の方は「お台場」と聞くと「物凄く洗練された最先端の未来都市」的なイメージを持っているかもしれないですけどあんな所通勤する場所じゃないですよ。とにかくりんかい線の遅延具合は異常。いつ何時誰が相手でも遅延する、それがりんかい線イズム。


まあそれはともかく冒頭の言葉ですけど。
いいですよねこれ。
猪木と言えば世界中の色んな所で環境保護のために尽力(利用されてる/あるいは騙しているとも言う)していてキューバカストロ議長やパラオの国王から島をもらったりしているんですけど、当然少年期を過ごしたブラジルのアマゾンを環境破壊から守るためにも活動をしているんですね。
そして猪木は
アマゾンの植物は土地が非常に肥沃なため成長するスピードがとても速い。4毛作ができるほど。日本の4倍のスピードで植物が育つのだから、10年ちょっとの年月で、日本では50年かかって成長する大きさになってしまう。だから、無闇に保護してしまうと大きな木が鬱蒼と茂ってしまって下樹が育たなくなりかえって環境を破壊する。
と言う結論にたどり着いたらしい。そして冒頭の言葉。
僕は環境破壊の専門家じゃないし詳しく調べる気も無いので、この言葉が正しいかどうかの議論はしないですけど、「守る」って言う言葉には「自分は被害を受けている」って言う前提があるはずですよね。
僕が環境問題などの社会活動が嫌いなのは。とにかく「まず被害者意識ありき」な点なんですよね。この世で一番嫌いな言葉が「被害者の会」ですから。
戦後の日本って、多分被害者意識が復興の原動力だったと思うんですよね。もちろん違う部分もあって、それが今正に一番重要な点だと思うんですけどそれは置いといて。
でも当たり前の事だけど、被害者でずっとい続ける事なんてできるわけ無いんですよね。
だから、朝青龍だの亀田だのどうでもいいおもちゃを見つけて叩いて「彼らのせいでとっても私は被害を受けた!絶望した!」って叫び続けるしかできない人達ばっかりになってるんじゃないですかね?何度も言うけど朝青龍だの亀田だのに実害受けた人間がこの世にいったい何人いるんだよ。ドタキャンされた地方巡業の興行主くらいでしょ?
一般的に見て、被害者と加害者なら被害者に正義が有ると思われがちですよね。何度も言ってる「正義の快感」と「被害者意識」。これをきっちり「醜悪な物」と理解させる事から始めるべきだろうな。色々と。


どうでもいいけど「アントニオ猪木」って入力したら「餡と匂いの樹」って変換された。あぁ本当に俺プロレスから遠ざかってるんだなあ。