紅白にアキバ枠?

なんかのニュースでちらっと見たけど、今年の紅白歌合戦に「アキバ枠」という物が設けられて中川翔子、リアディゾン、AKB48が出場するそうだ。
いやこりゃまた突っ込みどころが豊富なネタだけど、これって赤組白組とは別の枠で出場するんですかね?全部女なんだけど赤組に組み込んでよいものやら。
まあ物凄い数のブロガーが「NHKは何も分かっていない!」と息巻いているだろうから深くは突っ込まないけど、まあAKBとかいう娘達はいいとしてリアディゾンはある意味A-BOY達から最も遠い存在じゃないですかね?しょこたんもアキバというかちゃねらーからは嫌われまくってるしなあ。
ただですね。NHKに関して推測するに、現場の人達は仕事できる人だろうしセンスもあるはずなんですよ。NHKって昔からサブカル系のとんがった人を積極的に起用してきたし、最近ニコニコ動画で人気のMADの元ネタ映画、「ヒトラー〜最後の12日間〜」も早速先月BSで放送してたし。NHKがつまらないって言われるのはほぼ確実に老害のせいなんですよね。僕が言わなくても大抵の人が気付いていると思いますけど。
まあアキバ枠を作るなら「もってけ!セーラーふく」をやるくらい突き抜けてくれたら「時代も変わったな」って思いますけどね。オリコン2位だし、平野綾NHKでナレーションのレギュラー持ってるんだから筋は通っているし。個人的にはいわゆるAIR神曲3部作をガチで歌って欲しいですけどね。「青空」とか「夏影」とか、安田姉妹が歌ったりしたら「この曲はみんなの歌で好評を博し〜」みたいな嘘テロップ流しても普通にみんな信じると思う。


と言う訳で中川翔子
どうかすると「ノリピー→ゆうこりんの流れを汲んだニセ不思議ちゃんキャラ」くらいに思われてる気がするんですけどね。僕はしょこたん結構好きなんですよ。好きというか「芸人として高評価」というか。芸人としての覚悟の量が並ではないと思うんですよ。
実は僕はしょこたん生で観た事あるんですよ。初めての歌イベントをサンシャイン噴水広場でやったやつ。しょこたんぶろぐを直前まで何気なく見ていたんですけどね。ぶろぐではぷよぷよのお腹つまんで「これからダイエットするお」とか言ってたのに、いざ目の前で観たらホントにコンディション作ってとんでもないくびれ体型作ってきたのには驚きましたね。あんなくびれ見たのエッシャーのだまし絵以来だよ。「これはオシャレな盃かな?それとも見つめあう恋人同士の絵?」とか思っていたらしょこたんでした、みたいな。アレはプロだなと思いましたね。ちなみに歌は普通に上手かったです。


僕はこの人の上品さが好きなんですよね。芸風から言って「どこが上品なんだよ」というツッコミが入るのは当然ですけど。率直に言って父親が元芸能人で若くして亡くなったっていう点を売りにしたって良い訳じゃないですか。十分贅沢し尽くしたくせに離婚した途端みかん箱に乗ってキャンペーン張って貧乏売りしはじめる森昌子の方が数倍下品ですよ。
多分父親の話とかは必要が無い限りほとんど触れていないと思うんですけど、「オトナアニメ」で大田貴子との対談で大田貴子としょこたんの父親がラジオで共演していた話になった時に
「お父さんは、もっと私に思い出を残してくれても良かったんじゃないかと思っていたんですけど、そんな素晴らしい記録を残していたなんて・・・。『父、グッジョブ!』と言いたいですね(笑)。」
って、さらっと言うんですよね。このセリフ凄く心に残るんだよなあ。
しょこたんって、腐女子からは異常に嫌われてるイメージあるんですよね。「あんなの知識が浅い」「私の方がよっぽど詳しい」とか言ってるキチガイ腐女子がいっぱいいるけど、おまえしょこたんと同じ境遇でグレずに誰にも愚痴を言わずにあれだけちゃんと生きられるのかよと言いたいですね。アニメ夜話の時も、イスの背にもたれないでちゃんと背筋を伸ばして座っていて、NHKのアナウンサーよりも姿勢がきちんとしていましたからね。そもそもテレビでの発言が全部ガチだとでも思ってるのかよ。お前らいつの時代のプロレスオタクだよみたいな。
芸人としてもレベル高いですからね。youtube等で「考えるヒトコマ」観たらひっくり返りますよ。松本人志とか千原jrとか伊集院光とかの「笑いの偏差値が高い」という事になっている人達が霞んでますから。凄いよなあ。まあしょこたんのCDとか本とかを買ったり、ましてやライブを観にいったりなんて事はしないと思いますけど(おい)、僕の中で「一目置いているちょっと尊敬している女の娘」っていうポジションは変わらないと思う。