「サイボーグ」ってサイバーとオーガニックをくっつけたニュアンスの言葉なんだ。つまり有機体なのね。(正しくはサイバネティック・オーガニズム =Cybernetic Organism) 。
じゃあ長門有希はアンドロイドというより逆サイボーグといったほうが近いのか。いや?そもそも情報統合思念体って有機体なの?「対有機生命体」ってくらいだから無機質なのか。そんなことよりもう涼宮ハルヒの驚愕はお蔵入りなの?そっちに驚愕かよ。


有馬記念の登録馬が発表されている。
何気に今年、ダービー以外はオープン特別しか勝っていないのにファン投票第一位のウオッカの角居師は「光栄な事」と謙虚に、かつ気を引き締めるようなコメント。
第二位のメイショウサムソンの高橋成師は「ファンの人気は女の子に譲ってあげないとね(笑)」と余裕のコメント。
手術を乗り越えG15勝を積み上げた人気馬、第三位のダイワメジャーの上原師は「地味なお馬をここまで応援してくれてありがたい。妹のダイワスカーレットには来年以降の競馬界を盛り上げてもらいたいね」と男気溢れるコメント。
第四位:ダイワスカーレットのマツクニは「今年の3歳牝馬は強い。でもウオッカよりうちの馬が何馬身も前にいる」と一人だけ空気読めない馬鹿丸出しコメント。
みんながんばれ。


mixiコミュで近年のジャパンカップの3着以内の馬を羅列しているのを見て思ったんだけど、個人的になんと言っても感動したのは2004年のジャパンカップ
みんな大好きヒシミラクルがまさかの先行策。初勝利まで10戦を要した超奥手の、長距離戦でも最初から騎手が追い通しで、ゴール後に「角田の腕大丈夫だったか?」と何故か騎手の腕がつる事を心配されるズブい馬。されどエンジンがかかったら誰もついて来れない超ロングスパートで他の馬を競り落とす馬が軽快に前を行ってどよめく。
4角回ってヒシミラクルが先頭で直線に向いてきた時はもう涙うるうる。
「馬券は外れても良い!むしろ外れろ!ミラコー来い!」
あんなに心の底から勝って欲しいと思った事など競馬以外でもあったかどうか。
ヒシミラクルは結局当然のように馬群に飲み込まれていくわけだが・・・ドラマはまだまだ残っていた。
コスモバルク。父親は種牡馬失格の烙印を押され農耕馬用の種馬として祖国に送還されたダメ種牡馬
地方競馬活性のため北海道在住のままレースのたびに大遠征の不利を背負いながら、エリート馬を次々に蹴散らしクラシック戦線に勝ち進んだ反骨の徒。皐月賞では、後の歴史的名馬といえ当時は伏兵のダイワメジャーに懸命に追いすがるも絶対前有利な高速馬場で追いつけず。
ダービーではオーナー自ら馬場を歩いて選択した作戦:先頭で4コーナーを周って荒れていない馬場の中程を懸命に疾走するも必死にもがきながら馬群に飲み込まれる。
そんなコスモバルクが。
ルメールに導かれて、普段のわがまま振りを封印し更正した不良のように淡々と折り合ってピッタリ内を周り、一度はデルタブルースに差されながらも根性で差し返し2着確保。
あんな根性、オグリキャップVSバンブーメモリーマイルCS以来。JRAの歴史上2回目といってもいいくらい。
もう一着がゼンノロブロイとかそんなことどうでも良い。ていうか見てなかった。
あのレースは、ちゃんとした人が解説をして小学校の道徳の時間に見せるべきだ。
勝ち組だけの画一化した価値観では感動など得られるわけが無い。
というわけで。
ルメール空いてるならもう一度バルクに乗ってくれないかな。