東スポ(1)

今年最初の東スポを読んで始めて分かったんだけど、紅白で鶴瓶がクールファイブの宮本さんの頭を股間に挟んだのは、鶴瓶の生番組=股間露出を期待する一部マニアに向けての偽股間露出表現だったそうで。そんな遠回しのネタ気付かないよ!でもこれであの時楽屋の中が大爆笑に包まれていた謎が解けた。
そして「リハーサルでリア・ディゾンがサブちゃんの歌を聴いて涙を流した」という微笑ましいエピソードも。
ところで今回の東スポお正月特別号は面白かったです。面白いと言うかビートたけしはやはり切り方が上手い。実に分かり易い。
今の一発ギャグ的お笑いブームを「あれはサラリーマンの宴会芸」と言うのは分かり易いですよね。ベースがしっかりある上で起爆剤としてのギャグも使えるのがプロの芸人であると。そう考えるとアレだけでプロの芸人と言う事になっている人に違和感を感じるのも当然だし、プロレスと言うベースがある川田利明の方がイチイチ面白いのも道理だ。
「お笑い界が女性アイドルの天下り先になっている」っていうのも同じ理屈ですよね。プロとは呼べない人がプロの芸人として認知されちゃうなら「かわいい女の子」というベースを持っている人が同じ事をやれば勝てちゃうのもまた道理。


食品偽装問題に関しては「食中毒になったわけじゃないんだし目くじら立てる必要は無い」と言ってましたね。これはずっと僕が言っている事と同じ。こんなもん、株価操作のための裏工作とか同業他社を蹴り落とすために賄賂渡して内部リークさせたとかそんな方角を疑った方がいいと思うよ。
ていうか何度も言っている様にビジネスの枠に乗らざるを得ない状況を作っている事が問題なんだって。朝日新聞の社説は「金儲け主義に走った食品業界の人間の自縄自縛」って書いていたけど、表面だけは上手くなぞっているから否定はできないけど問題解決の端緒には絶対にならない典型的な自己満足記事。消費期限を早めに表示したり高級食材を謳う事で儲けようとした事が問題だといいたいんだろうけど、それを煽ったのは明らかにマスコミだろうが。そもそもリアルで一年中働き詰めでも年収百万円とか言う人間がざらにいる世界に「金儲け主義」ってお前らの給料晒しやがれよ。大体「信頼を失うような嘘をついてもバックレ続ければOK」という風潮を作った元祖は朝日新聞だろうが。
ビートたけしミシュランガイド東京版を
「ワインブームはワインを日本に売り込むために田崎真也を世界最優秀ソムリエの選ぶ戦略を使った。決勝戦が梅酒っていう時点で日本人に勝たせるための八百長ミシュランも、農業国であるフランスが自分の食材を売り込むための戦略」
とバッサリ切りましたね。まあ八百長というのは僕が勝手に付け足しましたけど。
これは実に分かり易い。これって結構、絶望的と思われた日本のパン業界にも朗報じゃないですかね?まあパン業界に理解力がある人間がいるとはとても思えませんが。