アントニオ猪木の名言

ところで秋山成勲さんのお友達の清原和博さんが、お友達が傷付けられた事に腹を立てて「俺が三崎とやる」と言っているらしい。それは観たいなあ。できればオクタゴンで。できれば初期アルティメットルールで。できれば「試合中に万が一の事態が起きても、不法行為責任を問わない」という念書を書いて弁護士立会いの下で。


アントニオ猪木の名言
「ルールを守れ!この野郎!殺すぞ!」
昨年末のハッスルはオープニングにアントキの猪木が前説をやったらしいですけど、その時これをやったらしいですね。でもこれ分かった人会場に何人いたんだろう?
以前「猪木祭り」が大晦日に行われた時にですね。全試合終了後に「百八つビンタ」という藁手良いのか脱力して良いのか訳わからんイベントがあったんですよ。
で、もちろん百八人並んで順番に猪木がビンタしていくわけですけど、ずさんさには定評のある猪木イベントの事、当然事前に人選を済ませているはずもなく「希望者は手を上げてください」と言っても誰も動かなかったんですね。
そこで猪木が適当に会場の人を指名して行くんだけど、「そこの赤い服を着ている人」とか適当に指差してどんどん指名していくから「あれ?今の私?」みたいな感じで恐る恐る段々と人がリングに向かい始めたんですよ。
そうなってくると「何か今猪木がこっちの方指差してたから行っちゃっていんじゃね?リングに上がれるなんてお得じゃん」みたいな感じで続々と観客がリングに押し寄せ始めたんですよ。
最初は一生懸命ビンタしていた猪木も、段々焦り始めて勝手にリングに上がろうと押し寄せて暴徒と化した観客を本気で蹴り落としながら叫んでいたのが冒頭のセリフなんですよ。これ文章だけで面白さ伝わるかなあ。観客に向けて犬を躾ける様に「ハウス!!」って絶叫もしていたらしい。いやしかしこのセリフ何度読んでも最高だなあ。


余談だけど、この前年の猪木祭りの百八つビンタは野村佐知代もビンタされる列に並ばされていたんだけど、猪木のビンタをスッとかわして逆に猪木にビンタしたんですよ。
普通なら「しょうがねえおばちゃんだな」みたいな感じで苦笑いして終わりじゃないですか。
猪木が素晴らしいのは、得意げな顔でリングを降りようとする佐知代の首根っこを物凄い勢いで引っつかんで振り向かせて、往復ビンタで張り飛ばしたんですよね。誰もがやって欲しいと願っている事を本当にやってくれる。だから猪木は凄いんですよ。