京成杯&日経新春杯

京成杯ですか。個人的にはこのレースの名前を聞くと「さあ本格的に年が明けて冬競馬シーズンが始まるな」っていう感じがするんですよね。あと「フェアリーS」と聞くと「今年ももう終わるな・・・」と言う気がするんですが。
今日はマルカシェンクが久々で圧勝。着差的には圧勝では無いけど1頭だけレースに参加せずに勝手に走って勝っちゃった感じ。形として逃げたけどアレは多分久々だから気合をつけるとかそんな理由だと思うので、次走では普通に差してくるでしょう。
日経新春杯は、もうハンデ戦はあたる気がしないと言うより絶対外れる自信があるので予想はしないです。ただ、新潟激走を評価されるならオースミグラスワンは地雷だと思う。睦月賞?条件戦なら上がり一位で勝って欲しいんだよねぇ。幸騎手が何か悪い物でも食ったのか今日の京都メインで凄い上手い乗り方してたのでトウショウパワーズで良いんじゃないですかね。
さて京成杯
予想の入り方は色々あるんですけど、その前に何で先週、中山でタニノギムレット産駒がやたらに好走していた事を騒いでいたかと言うと、ここで今期最初の問題児が登場するからなんですよ。言うまでもなくステルスソニックという馬ですね。
こいつが年末の中山でとんでもない勝ち方をしたから、タニノギムレットについてちょっと考えておかなきゃいけないなと思って問題提起を軽くしておいたわけですよ。目聡い人なら当然織り込み済みでしょうけど。
その新馬戦ですけど、通過順位14>9>1という無謀な捲くりで、競馬の分からない人に説明するなら「9回裏リリーフに出てきて3連続四球で満塁の後三者連続三振」みたいな無茶な勝ち方なんですよね。走り方を観て「脚が曲がっている」っていう人が多いけどアレは違うと思う。前から観ると跳び箱を飛ぶフォームみたいな事になってるんですよね。あれは脚の力が強すぎて身体が浮いちゃってるんだと思う。京都だったら多分下り坂で前転してると思うね。
こいつの強さ、そのレースのレベルの考察などはひとまずおいて、「タニノギムレットは中山では不要」という戦略が通用しなくなると困るわけですよ。困るっていうか最初から考え直しになるんですよね。
まあまだ2世代しかいないわけで正当な判断を下すのは総計なんですけど、一般的には「タニノギムレット産駒はグレイソブリン系が強く出ている」と判断されているんですね。故に「府中、京都、新潟では強く、中山は苦手」とされています。
別にそれでもいいんですけど、ていうかこの冬の中山がグレイソブリン結構普通に走ってる(今日もジャングルポケット産駒勝ったし)からそれを正解にして終了するのが賢いんですけど、まして「サンデー×トニービン(グレイソブリン系)は中山で買え」と言い続けているんだから問題ないんですけど、おバカな私は「ゴールドアグリ新潟2歳Sを勝った時に、この馬体はブライアンズタイムタニノギムレットの父)そっくりだな。」と思っちゃったことがどうにも気になって仕方が無いんですね。ウオッカ阪神JFを勝った時も「ずんぐり馬体で距離の問題があると思わせておいてあっさり長距離走るのがブライアンズタイム特有の罠。オークスはおろかダービーでもいけちゃうぞ」と思っちゃったんですよ(注:そのくせダービーではウオッカ買いませんでした)。つまり「タニノギムレットブライアンズタイムの正統後継者」と判断していたわけなんですよ。馬体には血統の特徴がモロに出るはずなんで、いつのまに変わってしまったんだと。
まあこれも有馬記念の時に「現時点の中山はロベルト(ブライアンズタイムの系統)全然来ていない」と考察したので、僕の見方が合っていると言えばそれで良いのかもしれないですけどどうにもしっくり来ない。
今のところ結論は出ないんですけど、タニノギムレット自体本来重た過ぎる配合で、どんな上手い配合をしても結局の所長く良い脚を使う勝ち方しかできないはずなんですよ。
で、京成杯
そのステルスソニックなんですけど、今のところ唯一の信頼できるタニノギムレット産駒の特徴=連続好走できないの法則により消します。来たら来たで「こんなに強い馬をライブで観られるなんて!ヒャッホ〜!」とあっさり手の平返します。余談ですがこの法則が使えるならウオッカが前哨戦超圧勝→本番で沈没を繰り返してくれて美味しい。
 
◎ダンツウイニング
ベンチャーナイン
リトルアマポーラ
ゴールドストレイン
(△ニシノシュテルン)
今期の中山芝を見るとヘイローと欧州系ノーザンダンサーばっかり来てるんですね。
コマンダーインチーフはリファール系なんですけどちょっと力不足なんですよね。ただ「死んだ産駒の仔は走る」の格言通り実際今期の中山では良く来ているので問題ないと思います。スマコバクリーク(ダンツの母父)も何故か良く来ていたし。天気が微妙ですけど雨降ればさらに良し。と言う訳でダンツウイニング本命。メンバーの質はともかく「2歳中距離王者決定戦」で0.2差なら数字ほど負けていない。
ヘイロー×コマンダーベンチャーナインが何故評価下なのかというと、新潟で早い上がりで勝った馬は信用しない方針だからです。同じくリトルアマポーラは、牝馬がこのレース来た事が無いのとスタミナを要求されるレースになる可能性が強い所に勝てる根拠に乏しいから。
ゴールドストレインは僕がしつこいくらいに主張する「サンデー系×グレイソブリン系」なので買わないわけに行かない。ただしベンチャーと同理由で本来評価したくない成績。
馬場が渋ればニシノシュテルン本命でいいくらいです。ジャングルポケットだし、ニシノの馬は重馬場でいきなり穴あけるし。