今日のホロの名言

さて「狼と香辛料」。
「経済ファンタジー」という触れ込みはちょっとどうかと思い始めた。単純に旅商人が主役の物語だから、行く先々での出来事が商売の交渉絡みになるというだけで、基本的には「神の化身の女の子と同行二人旅」という物語と観た方が良いですね。


嘘をつく時大事なのはその内容ではなく、何故嘘をつくのかというその状況じゃ&hearts


小清水亜美の声って世間離れした上から目線のキャラ(しかも少女)に合うんですねえ。セリフそのままだとおじいちゃんみたいだからハートをつけました。
それはともかく内容。
以前骨法の堀辺師範が「ルールを改正した時に重要なのはルールそのものではなく、ルールを変えたことによって人々がどう行動するかだ」ということを言っていたんですよね。これは総合格闘技の話ですけど言ってる事は同じ意味ですよね。
例えば「規制を減らして危険な行為を認めるようにルール改正したからといってスリリングな試合になるとは限らず、かえってお互いに攻撃にいけずにお見合いしちゃって全然つまらない試合になる」みたいな部分を見なくてはいけないということです。それに絡めて「人が取る行動には『順応』と『克服』があって、『順応』する人の方が成功するわけだけど『克服』使用とする人間こそ評価すべきだ」というほうに話は進んでいくんですけど。


世の中にいるほとんどの人って嘘の「内容」にだけ異常に執着しますよねえ。嘘に限らないですけどね。
ここでいう「内容」っていうのは「結果」と置き換えてもいいと思うんですよ。その場合「何故嘘をつくのか」が「過程」と置き換えられると思うんです。凄く重要だと思うのは、「結果」は常に不動のもので「過程」は常に変化する浮動の物と解釈されがちなんですけど、実は逆なんですよね。こっちに話が行くともう一個違う名言の話をするつもりだった方に行っちゃうのでこの話続く。
多分この言葉の感覚が「情報リテラシー」っていうものだと思うんですけどね。そして、この意味でのリテラシーを持った人間にリアルでであった事は、少なくとも僕には一度も無いです。今むしろ逆ですからね。「結果だけで全てを語る人間以外ダメ」っていう世界ですから。そして正しい人達はバリバリ死んでいくと。