今回下らないです。

今年の冬は、寒いのも確かだけど雨や雪が多いですよね。
この時期になると思い出すのが受験なんですよね。まあ多くの人にとって最初の人生最初の分岐点だから、僕みたいな人は多いと思うんですけど。ちなみに僕は大学受験を2月10日〜15日に集中して固めたんですよ。超飽きっぽいので集中力が続かないので。
で、僕はカンニングをした事が無いんですけど、前にも書いたような気がしてならないカンニング話(突然)。


中学の時に、カンニングの方法を色々考えているやつらがいて、
「黒板に堂々とでっかく答えを書いてしまうのが、以外に盲点でばれないのではないか」
と言う結論に達したらしいんですよ。
 で、黒板には日直の名前とかスケジュールとか、色々書く欄があるじゃないですか。そこに社会科の試験の直前に
「6月45日:日直/中大兄皇子中臣鎌足とか
「連絡:坂上田村麻呂君、至急蝦夷を討伐に行ってください」とか
「今月の目標:元気良く墾田永年私財法」とか
微妙に書き換えておいたんですね。あれには笑いましたね。
 特に墾田永年私財法が難しかったらしくて何度も練習していて
「俺もう教科書見なくても書けるぜ!」とか妙な自慢大会が始まったりしてですね。
根本的に彼らは、カンニングと言うものを勘違いしている気がするんですけどね。あんな勉強熱心なやつら初めて見た。どうして人は悪い事を思いついた時にあんなにも輝くのだろうか。

 あと、大学生の時にですね。ある授業で、いつも後ろの席に座っていたやつが

「俺完璧なカンニングの方法思いついたんだよ」
っていうんですよ。
 どんな方法かと聞けば、
カンニングペーパーに輪ゴムをつけ、輪ゴムの端を腕につけておけば、試験官が来た時パッと手を離せば一瞬でカンニングペーパーを隠せる。これなら絶対見つからないって言うんですよ。

で、何度か実験していまいちだったらしいので「裏地が滑りやすいスーツを着て、輪ゴムを2重にして強化せよ」とスーパーバイズしておいたんですよ。

 で、いざ試験が始まってですね。
10分ほど経過した所で、シーンと静まり返った試験中の教室に、
僕の後ろの席から
「バシン!」
という音と
「イテッ!」
という小さな悲鳴が聞こえてですね。これには爆笑しましたね。俺一人だけ。

 まあ結局カンニングはバレなかったんですけどね。
後で
「なんで10分待ってからカンニングしたの?」と聞いたら
「昨日買った本に、心理学的に10分後くらいが一番隙が出来やすいって書いてあったんだよ」と言ってたんですけどね、その試験って心理学の授業だったんだよね。
そんなに心理学に興味があるなら、真面目に授業を受けた方が良かった気がして仕方が無いんですけどね。

 ちなみに、「バシン!」って凄い大きい音だったのは、強度の面で、2重ではいまいち不安だったので念のため輪ゴムを3重に強化したらしいんですよね。本当に真面目なヤツだなあ。