ショウナンアルバ

昨年の有馬記念の世相馬券は東国原馬券(東の国枝厩舎、マツクニ、上原師の順で決まったから)という話を知ってますか?僕はこの話を聞いた時に「そんな無謀な世相馬券なんか取れない方が人生幸せ」と思いました。
個人的には昨年の世相馬券は「祭り(=マツリダゴッホ)」じゃないかと思うんですよ。昨年の世相を最も的確に表現した言葉は「ブログ炎上」だと思うんですね。マスコミが一切信用できなくなり果てたことと、双方向情報発信のツールという善悪両面での受け皿になっている「ブログ」と、「とにかく誰かを悪者にしないと気がすまない→叩ける隙があるヤツはとにかく叩く」という非常に恥ずかしい今の日本の精神構造の象徴であるその「炎上」。あ、「祭り」って2ちゃんで言う所の「祭り」ね。あの感覚って色んな意味で日本人だなあって思う。
そんな事はともかく、先週共同通信杯を勝ったショウナンアルバ。予想に書いた通り僕は高評価していたんですけど、この馬のポイントは初勝利を挙げた二戦目だと思うんですよ。
このレースのラップを観ると、ラスト2ハロン目で「10.7」という強力な脚で一気に突き放しているんですね。
前にも書いた、ダイワスカーレット桜花賞ウオッカを突き放した時の2ハロン目が「10.6」。これは「3歳馬にしては異常な脚」とその時点で評価したんですけど、それとほぼ同じ能力を2歳夏の時点で見せているんですね。
いや他のレースを検証していないので実際どの程度凄いのか実は自分でも評価できていないんですけど、普通に考えてこの脚はとんでもない強さ。そういえば道中かかりながらも結局の所実力出し切って勝っちゃった所もダスカにそっくりじゃん。
世代的にサンプルが少ないとはいえ「ウォーエンブレム産駒は連続好走した例が無い」という理由で前走では本命からヒモに落としたんですけど、この馬舐めてると滅茶苦茶強いかもしれない。なかなか強さを理解してもらえないタイプの勝ち方だけに、「結局買い時を逃しているうちに勝ちまくられちゃいました」のパターンになる前に是非押さえを。