食感

東京は風が強いです。


先日ボンヤリテレビを観ていたら「お米の種類の違い」みたいなことを紹介する番組をやっていたんですよ。そこでは「コシヒカリは粘り気が強く味も濃いので和食向き。ササニシキはそれに比べてあっさりしているので洋食向き」と紹介されていたんですけど、一般的にそうなんですか?僕の知る限り正反対なんですが。
僕の知っているササニシキコシヒカリの違い。
ササニシキはあっさりして粘り気も弱くハラハラと解けるのでおにぎりやお寿司に向いていると言われています。冷えてからも味が持続するため前記の料理はもちろん、それに加えてチャーハンなどにも向いています。つまり和食向き。
コシヒカリは甘みも粘り気も強く洋食向き。品種改良の歴史を見ると、要するに「うるち米にもち米の性質をどんどん加えていった」物がコシヒカリを代表とする「モチモチ感があって甘みが濃い」お米ということになるようです。
つまり、主食としては「モチモチ感」とか「甘み」と言うファクターが消費者には重視され、実際にそれに向けて品種改良が重ねられてきたと言う事ですね。
この事からも以前に話した「意外とブリオッシュはサンドイッチに向いている」という話や、僕がもしパン屋をやるなら食パン、それもデンプンを強化した食パンを中心にした店にする、と言い続けているのもお分かりいただけると思います。

この話数日後に続く。