フィリーズレビュー

先日久しぶりに競馬の雑誌を買ったんですけど、サンデーサイレンスってヘイルトゥリーズン系ではないという意見があるらしいですね。
具体的に言うと、ヘイロー(サンデーの父でありヘイルトゥリーズンの子)はヴィクトリアパーク産駒という噂があるらしい。ヴィクトリアパークはその当時のアメリカ馬産界を埋め尽くす勢いだったテディ系。故に敬遠されていたためその事実を隠されていたという噂らしい。
まあ事実かどうかは分からないですけどね。ていうかその話では「ある血統が占有率を高めすぎると闘争本能が極端に落ちて潜在能力を発揮できなくなる」という趣旨の話でサンデーを批判する論調なので、イージーゴアに噛み付いた闘争心の塊のサンデーを語る上で矛盾する意見だと思うんですけどね。
一方、「本当はノーザンダンサーの子ではない」と言われることで有名なサドラーズウェルズ。こちらは年代的にノーザンダンサーが極端に生殖能力が落ちている時期の生まれなのでそれなりに信憑性はあるらしい。他にもパシフィカス等もこの疑惑がかけられる馬らしく、これらの事実が全て本当ならばここ数十年の日本で功績を残した馬ってサンデーだらけの中にオペラハウス(サドラーズウェルズの子)産駒、ナリタブライアンも母パシフィカスなので要するに偽者だらけって事か。すごく良くこの国を象徴していて素敵な符合ですね。


さてまずは中山牝馬S
狙うのは当然(1)1800m巧者。(2)中山巧者。ただこれはさすがに狙い撃ちされてオッズ的に美味しくないですよね。
他に狙い目は、スタミナを必要とするレースである事と、逆に切れ味は求められないレースになるということで、(1)距離短縮。(2)切れ味を求められるレースで切れ負けした馬(直近で分かり易い所で京都牝馬S)。
とりあえず(2)でニシノマナムスメハロースピードダンスオールナイト。血統(母父サッカーボーイ)でマイネカンナを消します。どうみても上がり目無い上にでかいので中山向かないと思われるシェルズレイも消し。距離延長になるマルノマンハッタンも消し。今開催の中山1800m見てもサンデー必要ないですからね。血統で言えばレインダンスも買いたくない。そもそもダンスの牝馬ってマイラーですからね。
コスモマーベラスも、枠順発表前までは本命視していたけどよりによって大外とは。人気なら軽視でいいと思います。買ってもいいけどとても軸にはできない。
キストゥヘヴン
幸騎手の信頼度が最近ちょっと落ち気味なことは気になるんですけど、京都牝馬S差し届かず3着、中山好走歴あり、淀みないペース望む所なので軸で良いでしょう。母父ノーザンテーストの力でまた成長したと見たい。
○ニホンピロシェリ
同じアドマイヤベガ産駒。調教師は「使ってよくなるタイプだから休み明けは・・・」と言っているがそもそもずっと使い続けたんだから使い続けたことが良かったのか成長したのかなんて分からない。アドマイヤベガはダートダメなので、ダートで勝ちあがった馬は相当に強い。これはキストゥヘヴンと同じ。ここよりもメンバー揃ったローズSで5着なら軽量でもっと上位にみても良い。
▲イクスキューズ
惨敗しているのは全てマイル。1800mでは格上挑戦だろうが牡馬混合重賞だろうが最低でも3着以内には来る馬。ただ、外枠と騎手が不安な上に成長力も疑問。
アルコセニョーラ
切れ勝負になった愛知杯で切れ負け。7着とはいえ0.4差。そこから距離短縮。テレンコ(勝ち負けを繰り返す馬)で今度は勝つ番・・・と絶好の穴馬だけど騎手(ryとあからさまに陣営が福島牝馬狙いでここは叩き台の意識丸出しなのが嫌。
エリモファイナル
こいつも2戦続けて切れ負け。内枠向きの血統なので。
ヤマニンメルベイユ
距離短縮でそもそも昨年3着馬。同じハンデなら。
ちなみに「前走経験は一切関係ない(もっと正確に言うと、前走一着馬は全く連対していない)」と言う事も憶えておきましょう。あと「ここで引退の花道を飾る馬が多い」と言う事も。これ言うとコスモが本命でニホンピロ消しになっちゃうんですけどね。



フィリーズレビュー
JRAのやることはほとんどクズだけど、このネーミングセンスは意外と好きです。
このレースはダートとかスプリント戦とか、要するに勢いでワーッと行くレースで好走した馬が強いです。過去の血統的にもバラバラだけど普通にダート血統で通用する。まあ正統派ならチューリップ賞に行くはずだから当たり前の事ではあるけど。ちなみに今開催の阪神1400芝の血統傾向もバラバラ。
ここも切れ勝負で勝った馬は軽視したいのでレジネッタとラベはシカトしましょう。
◎エーソングフォー
出遅れたフェアリーSしか崩れていない。っていうか中山1200で出遅れて0.2差はむしろ「強い競馬」と言う表現で良いと思います。血統的にいかにも前哨戦までという感じなので、本番に直結しないここでは勝っていいと思います。
○リマレックス
サンデー×ダンチヒはかつての内回り阪神マイルで狙い目の血統。ならばここでも買うしかないと。ちなみに昨年はソエを気にしてまともに走れなかったのが原因で、今年になってソエが固まって復活したらしい。ならば人気が無い内に買うしか。
▲エイムアットビップ
結局強い。
△ペプチドルビー
こいつかなり速い。ただ8頭立て以下しか経験していないのは割引。ミスプロ×母父サンデーはラインクラフトユメノオーラエイシンアモーレとこの3年間で1/3馬券に絡んでるし。