良い天気ですねえ。散歩せずにはいられない。キャントヘルプフォーリンイン散歩。
先日、もはや東京では希少価値な駅売店龍角散のど飴¥105を買って1000円札を出したら店員に「細かいのは?」って訊かれたんですよ。「ありません」って答えたら「なんで?」って言われたんですよね。あれには驚いた。
キオスクの手練のおばちゃんたちをさっくりリストラして、あとから契約社員をいくら募集しても人が集まらず困っていると言う記事を何時か見ましたけど、そりゃそうだろ。人を馬鹿にしてるからそうなるんだよ。
東スポがまだ90円だった頃、俺が通りかかると黙ってお釣りの10円と東スポを差し出したおばちゃんが懐かしい。
どこの会社も「とりあえず事務員は契約社員」っていうのが当たり前になってきてると思うんだけど、これって深い考えがあってやってるわけじゃなくて「みんなやってるから」とか「インチキコンサル会社がそうしろっていったから」とかそんな程度の理由ですよね。多分。
でも、実際には事務員がその会社のローカルサーバのパスワードを知ってなきゃ仕事にならなかったり、セキュリティの面ではあからさまに落ちると思うんですよね。「守秘義務がどうのこうの」とかいいわけはあるんだろうけど、じゃあもしそれで例えば10億円の損失があるような問題が起きた時にその契約社員が貯金から10億円補填してくれるのかと。契約社員って「いつでも首にできる=お前の生活を守る気なんてさらさらねえんだよ蛆虫野郎」って雇用形態ですからね。そんな扱いしている人間に会社のセキュリティを一任するような会社ってどうなんだ。っていうかそういう会社の方がほとんどなのってどうなんだ。
僕は以前介護ヘルパー派遣の事務所所長をしていたんですけど、「常勤(正社員)にすると仕事がなくなった時にただで金を払わなきゃならなくなるから無駄。ヘルパーは非常勤で雇用がデフォ」っていう会社の不文律を無視して常勤ヘルパーを囲ったんですよ。だって「いつでも仕事を頼めば受けてくれる」っていう以上にありがたいサービスなんて無いんだから。これも他人の家の事情を知らなければいけない仕事なんだから、日雇いの人間が毎日入れ替わり来られるよりは、きちんと正社員が毎日来るほうが良いサービスに決まってるんですよ。こういう当たり前の事が非常に重要なわけで、それをぶち壊した人材派遣会社の人間は全員死刑でも生温いくらいだと思うんですけどね。ていうかその事務所も結果的に売り上げも利益も伸ばして黒字転換したんだから文句言われる筋合いなど全く無い。
会社の信用度の項目に「正社員の割合」みたいなのを入れた方が良いと思うんですけどね。将来的に「正社員=能無しゆとり/契約社員=その業務に精通したもっとも信頼できる人間」っていう組織がごく当たり前になるわけだよなあ。ちゅごいね。