ら、思う。

とかいいつつ(※話が続いている)、僕は「THE IDOLM@STER」(以下アイマス)こそが一番真っ当にアイドルなんじゃないかなと思うんですよ。なんて僕はX-BOX持ってないからやった事無いんですけどね。
前にも書いた事あるけど、僕はperfumeは凄く好きですけど結局中田ヤスタカだなあって思うんですよね。嫌な言い方をすれば誰を使っても同じ、みたいな。
アイマスはどの娘(まあ声優だけど)がどんな曲を歌っても有りですからね。そっちの方が「いわゆるアイドル歌謡」として正しいと思うんですよね。まあ小室ファミリーpuffyの違いというか。余談だけどpuffyって最初は「The puffy」だったんですよね。アンディ・スターマーが奥田民生に「俺はあの子達のグループの名前はThe puffyがいいと思う」って脈絡なく言って来たという。
shiny smileを買ったんですけどね。キャンディーズとかあの辺の「いわゆるアイドル歌謡」らしい曲にいかにもなコーラスをつけていてですね。そういえばアイドルグループがちゃんとコーラスしなくなったのはどこからなんだろうとか思ったり。余談だけど昔電気グルーヴ石野卓球が、当時6人体制のSMAPを「大の大人の男が6人も集まってユニゾンで歌うなんて気持ちの悪い音楽を聴く人間の気が知れない」とか言っていたんだけど、あれが公の場で名のある人が正面からジャニーズを批判した一番凄い例なんじゃないですかね。
バレンタインも良い曲だし。THE IDOLM@STERも凄く好きな曲なんですよ。「男では耐えられない痛みでも 女なら耐えられます強いから〜」の部分でオケの上物がちょっと消えるのが、どのアレンジのバージョンでも凄く好きですね。ただ音無小鳥がこの歌を歌うのは趣旨に反していると思うけど。


そう。アイマスといえば10人のキャラクターがいてそれぞれにソロアルバムを出していたりして、全部集めるのが義務なマニアのお方たちはさぞかし大変でしょうけど、僕みたいに気に入った物だけ良いとこ取りして楽しんでる層にとっては凄く面白いんですよね。同じ曲が色んなアルバムに入っていたりするわけだけど、歌っている人が違うだけでなくアレンジも結構変えていたりするんですよ。ここら辺に意地を感じるんですよね。
まあ入門編として、上記のシングルと、THE IDOLM@STER MASTERPIECE02で蒼い鳥と9:02pm、エージェント夜を往くを抑えて、THE IDOLM@STER MASTERARTIST(要するにソロアルバムシリーズ)の水瀬伊織如月千早を押さえれば間違いないと思います。伊織っていうか釘さまの「フタリの記憶」の美しさと「ドゥー・ユー・リメンバー・ミー」の脳味噌溶解ヴォーカルを是非とも堪能していただいきたいですね。まあ周りに人がいると色々と疑われかねないので一人でこっそり聴く事をお薦めしますが。
一方千早の方は全曲神がかった素晴らしさですね。特に「relathions」と「神様のBirthday」は劇的にヤバイ。「神様のBirthday」のギターソロの後の「♪二人で祝おう〜神様のBirthday〜」の部分で一箇所だけ6,7拍のハンドクラップが入るんですよ。ここ最高。こういう部分に並々ならぬこだわりを感じる。それから井川KPが愛する菊地真の迷走mindもかなりの名曲。
こういうゲーム(アニメ)音楽なんて、職人が適当に素材を張り合わせてループしてるだけの子供だましだろ?とか思われていると思うんですけど、そういう作り方ならこんなたった一箇所だけに仕掛けをしたりしないですよ。音楽が本職のミュージシャンよりよっぽどモチベーション高いと思いますね。少なくとも日本人で「趣味:音楽鑑賞」としている人間で、これを聞いていない人間はあまり信用できない。それくらいレベル高い。