皐月賞

競馬に関してはどうにも当てない事には明るくなれないんですよねえ。
さて皐月賞
今年に関しては「一番強いのはショウナンアルバ。そして内枠に入ればレッツゴーキリシマを買いたい」くらいに観ていたんですけど、枠順を見てもうゼロから考え直す事にしてですね。ていうかあまりに先入観を持ち過ぎて目が曇るくらいなら自分の持ってるデータで消して行ってみようかと思ったんですよ。そしたらあらびっくりだったんですよ。
1)零細血統
今のサラブレッドのほとんどの系統はファラリス系と呼ばれる系統なんですね。ターントゥもミスプロノーザンダンサーナスルーラも全部ファラリス系。で、この皐月賞という底力を要求される舞台ではそれ以外の血も少し入っている方が良いんですよ。わかりやすく言うと雑草血統が入っていた方がたくましいんですね。で、ファラリスを4代掛け合わせている馬を嫌ってみる。
2)1800m以上のレースを勝っている。
これはまあ異論無いでしょう。
3)馬体重。
中山競馬場という舞台で「器用さが求められる舞台」としょっちゅう言われる訳ですけど、それよりも乱戦で弾き飛ばされない馬格の方が重要だと思うんですよ。まして、明日も風雨が強いなら。これは一応470kgを基準で。
4)馬体重減
前走で馬体重を減らしてきている馬は嫌いたいです。とはいえ季節の関係もあるので全面的に嫌うのも例外が発生しやすいデータになってしまうので6kg以上減らした馬(過去皐月賞で連対なし)を消します(4kg減を△)。
5)上がり最速
結局の所上がり最速の馬は馬券に絡むんですよ。とはいえ、今回瞬発力に秀でた馬はあまり見当たらないので単純に上がり最速で勝った経験のある馬を重視します(ダート戦は△)。




・・・で、上の表がその結果なんですけど。
フルマークが3頭しか残らなかったんですよ。じゃあもうこの3頭でいいじゃん。レインボーペガサスはちょっと微妙ですけどね。当日のパドック次第では考えようかな。あと、これ観ると例年以上に雑草血統が混ざった馬が走ってるのだなと思う。「サンデーだから」と言うだけの理由で走る馬がいなくなる事は個人的には歓迎ですけどね。


あまり消した馬の欠点を論うと目が曇るので、残った3頭の強調点を挙げましょうか。
ショウナンアルバに関しては間違いなく「現時点でこの世代最強の素質を持っている馬」。逃げてスピードで圧倒してこその馬と捉える向きもありますけど、前にも書きましたけど僕はこの馬は未勝利戦、ラスト2ハロンのところでの10.7というぶっちぎり具合を評価してるんですよね。新潟で早い上がりで勝った馬は荒れた中山で復活するらしいし。外枠を嫌う人が多いらしいけど、揉まれたくないミスプロが外枠に入る事を歓迎しないのはどうかと思いますね。最初から消すのならまだ理解しますけど。
ちなみにショウナンアルバ爆笑問題田中の本命でもあり井崎先生の本命でもあるんですよね。先生はどうでもいいとして(笑)田中さんは心強いですね。田中さんがダンツとかベンチャーとかを本命にして売れたらどうしようとか無駄な心配をしていたんですけどショウナンですか。意外に売れて無いのは好都合ですね。外枠で人気落ちたのかな。
ダンツウイニング。この馬何故かやたらと複勝が売れてるんですよね。JCDフィールドルージュを思い出す。 この馬は、今年の皐月賞がスタミナとパワーを問われるであろう事を考えると、2400m戦を勝っている事が強調材料では無いでしょうか。ゆるい流れを捉えきれずにギリギリ権利確保の流れもタイガーカフェっぽい。あと、この馬今まで全然本気で走ってなくて、前走は逃げた藤岡騎手の「後ろを振り向いたらダンツと目が合った」という微笑ましいコメントがあるくらい集中してなかったらしいんですよ。厳しいレースなら差してくるし、調教もやる気を見せているし、シャドーロールを今回から付けてくるんですよね。ならば一変があっても。
ベンチャーナイン。不思議なほど東スポで週中プッシュされていた馬ですけど、「中山を3戦以上続けて使われた馬」となるとサニーブライアンタイガーカフェダイワメジャーサンツェッペリン等人気薄激走例は多いんですよね。あとこの馬も新潟速い上がり勝利馬。あとこの馬はゆるいトライアルで凡走しただけで、前傾ラップの京成杯では2着してるんですよね。時計のかかる馬場で前傾ラップとなれば今回に近いかも。
あと、これはレースが終わってみなければ分からないことではあるんだけど、テンの2〜3ハロン目、つまり200m〜600mまでの400mを23秒のタイムを23秒で線引きする理論もあって、これより早ければ差しが決まる、遅ければ先行馬が勝つらしいんですよ。ノットアローンの逃げた時ってあまり早くは無いんですよね。これは予想に反映させるよりはレース回顧で判断基準にする方の理論だと思いますが。
分からないからこの3頭の複勝をメインで。