明るさって大事

以前「僕がパン職人だった時に急に社長が巡回に来る事になり、とりあえず工場内の蛍光灯を全部取り替えたら『なんて明るくてきれいな工場なんだ!!』と勘違い絶賛されて表彰された」という話をしましたけど、明るさって大事なんですよ。あ、念のため言っておきますけどこれはあくまで普段の清掃をきちんと行っているから出来る技ですからね。別に汚い物がきれいになる訳じゃないというかむしろ逆。
清掃だけじゃなく、常に明るい所で製品を見ていることは凄く重要なんですよ。パンなんて、焼き色を覚えない事にはどうしようもないですから。それが味から食感まで全てを決める訳ですから。
当然作る側だけでなく店舗も明るいに越した事は無いんですね。絶対に美味しく見えるし、犯罪防止にも繋がると思うんですね。パン屋ってそんなに万引きの被害にあう性質の職種じゃないと思うんですけど、以前いた店は路面店でその分晴れた日は店内の明かりを消していたりしたんですよね。そのせいとは言わないけど、僕はそこで万引き犯を2回捕まえた事があるんですよ。これって結構貴重な経験だと思うんですけど。休憩室でボンヤリとしていたらバイトの女の子に「何か怪しい人がいるんですぅ。助けてください」って呼ばれて、しぶしぶ見に行ったら本当に一目で怪しいやつがいたんですよ。しばらく見ていたら、すっとジュースとスープをポケットに入れて逃げたから捕まえました。人を外見で判断する訳じゃないけど、ルックスどうこうよりも素行が怪しいヤツはすぐ分かりますね。その時は面倒くさいから金だけ払わせて追い返しましたけど、ひょっとしてああいうのってちゃんと警察に突き出さなきゃダメなんですか?
まあでも、普通はああいうのには関わらない方がいいですよ。暴れられて怪我でもしたら大変ですからね。以前池袋駅の地下で終電間際にふらふらしていたらですね。駅の改札付近で酔っ払い同士が暴れて派手に喧嘩していたんですよ。僕はその当時池袋から歩いて帰れる場所に住んでいて被害は無いし、まあそんなものは放って置けばいいんだけど、終電間際で早く帰りたいであろう女性とかお年寄りとかが怖くて近寄れないでいるのが目に入っちゃったから、しょうがないなと思ってその喧嘩を止めに入ったんですね。別に素人酔っ払いの大振りパンチなんて怖くないし。
その喧嘩していたのは大学生と中年のサラリーマンで、駅で寝転んでいた大学生に中年が「こんな所で寝るな!」と余計なお世話を働いて、大学生が「うるせえ!」ってなったのが下らない喧嘩の原因らしいんですけど、まあまあ君らも子供じゃないんだからとなだめて返させてですね。さあ俺も帰ろうと思ったら突然駅員が僕の肩を掴んで「貴様も仲間か!!」って物凄い血相でキレはじめたんですよ。
なんじゃそりゃ。誰も止めないからしょうがなく止めてやったのに、一部始終を眺めていた駅員がその態度?正直殺そうかと思いましたけど、まあ僕も紳士なんで軽く(自主規制)。
まあ所詮世の中なんてこんなもんですよ。困ってる人を助けたって感謝すらされないどころかむしろ自分が悪者にされる訳ですからね。トラブルの匂いを感じたら全力で逃げるのが正しい生き方ですね。僕は間違った生き方大好きなのが困り物なんですが。


って、重曹の話をするはずが全然違う話になってしまった。僕の本サイトで重曹とベーキングパウダーとイーストの違いの話をしようと思っていたら思いがけず話が広がっちゃった影響でこっちも何だかわけの分からん話に。