地球

昨日のゴミゼロの話で書き忘れていたんですけど、突き詰めるとゴミの問題って要するに日本人の必要以上の潔癖症が原因だなと気付いちゃうんですよね。
リサイクルだの炭酸ガスの排出を抑えたゴミ袋だのそういうのが流行ってますけど、エコでロハスな方々ってそういう物を作る事に使用されるエネルギー量っていう事に完全に目をつぶっちゃってるから話にならないなと思うんですよね。「自分は正しい事をしている=自分を否定している人は全て間違っている=自分が気にいらない意見は全てガン無視」っていう発想じゃないですか。だから嫌いなんだよなあ。「環境のために包装を減らしました!」とか言ったって要するに見えないところでこっそり捨ててるだけだったり、使い捨ての物をリサイクルという名で回収はしているけど影でこっそり捨ててるだけだったりそんな事だらけですよね。そういう大企業のこっそり嘘を突いた方がよっぽど無駄も省けて地球に優しいはずなのに。結局弱いものを叩いてみんなで悦に入るだけなんだよな。ていうか僕が子供の頃からのわずかな時間でも東京都内の川とかかなりきれいになりましたよね。良かった所はきっちり評価しないと目的を見失う。本当に住みやすい世の中にしようと思うならこういう発想の方が自然だと思うんだけどなあ。


よく「人間が文明を捨てて昔の姿に戻るべきだ」みたいな言い方をするじゃないですか。人間くらいの大きさの生物が、地球上に動物として住むとしたら1000万人程度の数が適当らしいんですよ。て言う事は「文明の利器を捨てた暮らしをするべきだ」っていう人って「60億人中59億9千万人」を大量虐殺すべきだ」って言ってるのと同じなんですよ。酒の席での与太話とかならともかく、真剣にこういう主張をする人ってあまり信用しないんですよね僕は。そういう態度だと「自称良識派」の方からは総スカンなんですけど別に構わないと言うか望む所だ。


そこまで極端じゃなくても「江戸時代の暮らしは良かった」的なことを言う人も多いですよね。
というわけで次の話に続く。