宝塚記念

とにかく梅雨何だか夏何だか冬何だかはっきり決めて欲しい今日この頃。


ところで性別の隔てなく現役最強馬と言ってよいダイワスカーレット号が、今年はエリザベス女王杯有馬記念の2戦で終了という事が発表されました。
・・・恐れていた事が!競馬ファンなら誰もが期待していたウオッカVSダスカの決着戦はもう行われない可能性大(ウオッカ毎日王冠天皇賞ジャパンカップと府中専用機に徹する事を発表済みなので)。まあウオッカが有馬に出てくる可能性も無いとは言えませんけどこのローテじゃハンデ有り過ぎだしなあ。
僕は根っからの東京っ子なので、噂通り府中から逃げまくるダイワスカーレットは僕の中で大ヒール確定ですね。ていうかつまんないからエリ女は勝ち抜け制にすればいいのに。そのうち「ヴィクトリアMとエリ女だけでG16勝」なんて馬が誕生しちゃったら果たして額面どおりの評価を与えて良いものやら。


さて、明後日は前半戦最後のG1宝塚記念
今年はG1馬がアサクサキングスメイショウサムソンの2頭しか出て無いのに結構人気が割れているんですよねえ。しかもこの2頭にはみんな大好きユタカさんとダービー連覇のとっても素敵な四位さんがお乗りあそばれると言うのに。
というわけで予想。まずは消す馬。


フォルテベリーニ・・・実はほんのちょっとだけ迷ったけどまあいらないでしょう。
サクラメガワンダー・・今回の爆笑問題田中氏の本命ですね。言いたい事は分かるけど(関西圏なら安定した成績、血統的にも向く、非根幹距離に強いなど)、そう言いながらもG1では能力的に足りないところを見せ続けてきた馬なので。
アドマイヤオーラ・・・母父カーリアンは2200m重賞は強いので入れるつもりだったけど消しました。一度成績を落としたタキオンは買いたく無いしそれ以上にアンカツの今年の酷さが気になる。
ロックドゥカンブ・・・同じ南半球産まれということでキンシャサノキセキにダブらせる人も多いですけど、僕はちょっと違うと思ってます。キンシャサはどんなレースでも安定して惜しい競馬をするタイプだけど、この馬はG2以下では思わせぶりに強い競馬をしてもG1では足りないタイプだと思う。
エイシンデピュティ・・・これも迷うけど相当強い馬でないと逃げ切れる舞台ではないので。
ドリームパスポート・・・昔は好きな馬でした。
アサカディフィート・・・冬馬なので。
エアシェイディ・・・・・輸送ダメな馬なので。


というわけで残るのは6頭ですね。
インティライミ
メイショウサムソン
アルナスライン
アドマイヤフジ
アサクサキングス
カンパニー


メイショウサムソンは現実に一番強い馬だし夏場特に強い馬なので仕方がないというだけの理由ですね。ただ、今年の武豊の酷さは尋常じゃないし、オペラオーが落ちて行った過程と似てると思うので負けても全然驚かないです。ユタカ本人が調教に跨って調子の良さを感じ取ってるらしいので、有馬のようにまさかの後方策をとってまたもやファンを激怒させるシーンもある気がする。今のユタカは内枠に入ったら目も当てられないですから。
アサクサも仕方なしですね。ただ消しても良いくらいに思ってます。この馬が今の時点でサムソンに先着する事はありえないと思うんですよ。となれば何もかもが味方しても2着。こいつを消して馬連勝負という手もあるかと。
インティライミは成績を見ると当てにならない馬と言う評価が妥当だとは思うんですけどね。
この馬、(1)関西(2)良馬場という条件だけで見ると(3.0.0.2)なんですよ。2敗は休み明けプラス体重で出てきた時でそれでも2馬身程度しか負けてない。ならば今回の条件は3戦3勝の舞台と見てもいいのではないかと思います。前走は接着装蹄を試したら手前を全く変えずにただなだれ込んできちゃったということで参考外。昨年の古馬中距離路線の物差し馬と言って良いポップロック京都大賞典で勝ってますからね。
あとの3頭。これはトニービンの血で決めました。実はフォルテを迷ったのも母父トニービンのせいなんだけどそれであの馬を買い目に入れたら全部買わなきゃならなくなっちゃう。
アルナスラインは重賞未勝利がどうかという話ですけどね。実に強かったメトロポリタンS。実はこの10年でメトロポリタンSを勝ってその年の宝塚記念に出てきた馬はメイショウドトウツルマルボーイタップダンスシチーの3頭。つまり馬券圏内確率100%なんですよ。しかもみんなその後G1馬になってる。まあ前記3頭は金鯱賞を勝ってからここに来ているので一緒にするなという意見も一理あるんですけど、目黒記念は前が残り易い馬場状態で2キロ軽いホクトスルタンとクビ差。勝ったも同然の競馬だし、金鯱賞に出てくればこの馬勝ってるだろうし。しかもアドマイヤベガ産駒って2200mのレースに強いんですよね。そしてこの馬はリボーが入ってるので本来なら大舞台に強いはず。そういう意味でも前にいける騎手はありがたい。あと、アドマイヤベガ産駒はダート下手な馬が多いのでパワー不足=雨が降ると不安と見る向きもあるでしょうけど、この馬マンノウオー、トムフール、テディと重要な血は入ってるので問題ないと思います。
アドマイヤフジアルナスラインと同じアドマイヤベガ産駒。G1ではイマイチ勝ちきれないけど本来一番向いている舞台なはずなので有力視。
カンパニー。使い詰めよりは間隔が空いた方が良い馬なはずなので安田記念を(怪我で)使えなかった事は好都合。横山典弘騎手が前に行く事を決めた時は安定して強いですからね。どちらかというとステイヤー色の強い馬に有利な舞台なので、距離適性が不安ではありますけど。横山典弘騎手は調教助手さんに「祝賀パーティーの準備をしておけ」と指示を出しているくらい自信満々だとか。この馬も雨は歓迎の口ですね。


印はつけないけど、トニービン組本線で良いと思います。