スワンS

そもそも住宅ローンを組むまでの収入がない人が激増しているこの状況で住宅ローン減税に効果があるかなんて考えるまでもないんですけどね。しかもアメリカがITバブル崩壊を利下げでごまかし切ったのはアメリカ人の習性(利下げすると住宅ローンを借り変える)があるからで、そのサブプライムローンがぶっ飛んだばかりのこの状況で(以下同じことの繰り返し)。


さて先週は菊花賞オーケンブルースリが優勝しました。
これはもう僕には雨のおかげとしか思えないんですね。ジャングルポケット産駒というのはヌレイエフがかなり利いている様で重馬場ばっちこいですから。先週は土曜日に買ったので雨が降るなんて想像もしてなかったんですけど。ていうか僕の買った4頭はフローテーション以外は互いに潰しあったり後ろで邪魔したりろくなものではなかったのですが(笑)あんなの珍しいよ。
ところで私が常駐しているmixiのコミュ。コミュ住人全員がフローテーション(15番人気)の2着を「当然の結果」と判断しオーケンブルースリ(1番人気)の優勝を「予想外の出来事」と判断すると言うまさに変態集団なわけですけど、そこで「頭が高い馬」の話が出ていたんですよ。
僕の知る限り、「頭が高い馬」というのは臆病な馬なんですね。これは別に説明しなくても想像つくと思います。草食動物なんだし。で、周りを気にしちゃうので逃げさせた方が実力を発揮し易い。ワンペースのレースの方が向いているという個性があるんです。ていうか今知ったけど「特徴」は欠点、「特長」は長所の事なんですね。勉強したのであえて「個性」と言う単語を使用してみました。
で、頭が高いと言えば日本人なら誰でも思い出すのがキングヘイローなんですけど、これを上の話に絡めて考えると「なるほど」と言う話になるんですね。あのダービーのまさかの逃亡劇は「馬の個性を最大に引き出した騎乗」とも取れるし、後に高松宮記念を快勝するのも納得なんですよね。ワンペース向きなら持続力に長けている訳で当然短距離線の方が(あくまでペース配分の上では)向いている訳で。あと上記の理由でコーナーが多いコースの方が良いはずです。



さて今週はまずスワンS
過去の結果を見て気付くのは
1)異常なほどサンデー系が来ていない(過去5年で3着以内はフジキセキが2回、母父サンデーが2回。サンデー産駒は何と全て圏外)。ペールギュント、オレハマッテルゼ、デアリングハートといったG1連対馬も出てるんですが。
2)連続好走がない。さほど重要ではないかも知れないですけど、複数回このレースに出てる馬が馬券に絡んでくる例がない。まあ開催時期的にここは賞金が充分な馬が出てくる舞台じゃないからかもしれないですけど。と考えると今年の様にG1馬が2頭も出てくるのって異常?
3)早熟短距離馬が来る。ギャラントアローテンシノキセキコスモサンビームメイショウボーラーウインクリューガーフサイチリシャールスーパーホーネットといった3歳春までに重賞で連対した馬がバンバン走る。その時点での調子とか全然関係なくバンバン来る。


今年(3)に該当する馬はローレルゲレイロファイングレインマイネルレーニアカノヤザクラステキシンスケクンの5頭。骨折長期休み明けのローレルゲレイロ、外枠まるでダメな上にこのレース既に負けた経験のあるシンスケ、わかりやすいくらい開幕週向きなカノヤザクラを下げるともう2頭しか残らないんですよね。
ファイングレイン
マイネルレーニア
奇しくも京都巧者と1400巧者が残ったのでもうこれでいいや。あとはカノヤと逆に開催後半向きなレットバトラーとトウショウカレッジをちょっと評価。