エリザベス女王杯

ところで先日の秋華賞プロビナージュ出走問題。
http://d.hatena.ne.jp/c-mad/20081018
小島茂之先生のブログが炎上していたらしいんだけど、その事についての小島師のインタビューコメントを読んでみましょう。


「(誹謗中傷でブログが炎上した事について)丸っきり感情が動かない訳じゃない。でもそんなことが怒っても冷静でいられる自信があったからブログを始めた」
「(ブログにコメント欄を開放している事については)裸の王様にならないために批判も無いとダメ。(結果管理馬が1,3着になり一転賞賛の嵐になった事も)褒められても気分良くするのは止めようと思っている」
「(結果的にマスコミが悪者になった事について)言葉の行き違いが発端であって、それはよくある話。逆に悪者になってしまったマスコミに申し訳ない。誰が悪い訳でもないのに、誰かを悪者にしたがる風潮がおかしい」


・・・いや実に男気ある態度で最高だ。確かに誰かを悪者にしたがる風潮からは何も産まれないですよね。まあでもそれは「責任を部下に擦り付けて平気で居座る責任者」があまりにも多過ぎるバランス取りだとは思うんですけど。
で、早速小島先生のブログを観てみたんですけど、どうやら断りを入れる時に「スミマセン」と書くことにも批判が集まっているらしい。全く意味がわからないんだけど、おそらく昔の紙プロで「(笑)」と普通なら書くところを「ダハハハハ」と笑う声で表現しているだけで「ふざけている!!」と批判されていたような物ですかね。まあキチガイに粘着されている=小島先生はとっても素晴らしい人物と言う事は普通の人ならみんな理解している事なので構わないのではないでしょうか。余談ですけど小島先生ルックスも相当格好良いです。御本人的には余計なお世話かもしれないですけど。
だがしかし。それ以上に格好良かったのがプロビナージュ騎乗の佐藤哲三騎手。「今回は悪役だぞ!大丈夫か?」と小島師に聞かれ「あぁ。慣れてます」と一言。逃げ馬がふらふらしているのを観てすかさずハナを奪って馬のペースで逃げさせて3着粘りこみ。コメントで批判された事もあった佐藤哲三騎手。だが騎手と言えばプロアスリートでありそれはつまりエンターテイナーでもある訳で、無難な事しかしない人よりは余計な事をする人の方が断然面白いに決まっているのだ。どうでもいいけど佐藤哲三騎手は大好きなんだけど、僕がいつも「哲ちゃんなら積極的な競馬でこの馬の持ち味を引き出してくれるはず!」と思って買うと必ず控えて沈没するのだけは何とかして頂きたい。


さて前置きが超長くなったけどエリザベス女王杯
週頭まではトールポピー本命だけ決めていたんですよね(正確に言うとヤマニンエマイユとどっちか悩んでいた)。その後回避が決定して「今回のメンバーって相当軽いよな。しかも雨予報みたいだから、今までみたいに究極瞬発力勝負ではないのかも」と考えたんですけど、もうよく分からなくなってきた。
ただ、「今年の3歳は弱い」と決め付けられているけどそれほどでもないと思うんですよね。昔と違って競走馬の寿命が長くなっている分データ的に3歳の勝ち上がり率は落ちてくるのは当然だし、今回のレースに限って見ても別に古馬が強いとは思わないんですよね。ここで3歳が勝ってJCも3歳が勝った時の世間の反応がみたい。


レジネッタ
色々考えたけど、この馬にとっては今回好条件だらけなんですよね。(1)3歳クラシックで好走した馬しか来ない。(2)クイーンSで好走した馬が強い。という条件に加えて、血統的に雨歓迎だし広いコースの方が良績あるし馬格がない馬なので54キロ歓迎だと思うんですよね。ローズSは外枠の、外を通った馬しか来ないレースで目標にされて外から差されて3着、秋華賞は内枠を通った馬しか来ない流れで大外枠から外を回って0.5差。これで人気ガタ落ちなら買うでしょ。あと、昨日書いたようにこの秋のG1(正確に言うと安田記念以降)サンデーの血が一滴たりとも入っていない馬しか勝ってないんですよ。ただし、このG1、全6戦の一番人気の平均オッズは3.1。つまり信頼の置ける主役がいない=仕掛けの早い競馬になったと言う解釈でよろしいんじゃないですかね。単勝1倍台のカワカミプリンセスと言う絶対的な主役がいるここはちょっと事情が違うかなと。「終わってみれば母父サンデー」というオチにふさわしいのはここかなと。
カワカミプリンセス
じゃあ素直に絶対的主役を評価しろよと。まあ実際馬券圏外に消えるイメージは0.1%くらいしかないですからね。0.1%は横山典弘騎手の得意技が炸裂してしかもドスローになった時ですけど。ちなみにこの馬、数奇な運命を辿っているので色んな解釈ができてしまうんですけど武幸四郎が乗らなかった時のカワカミプリンセス」は7戦6一位入線2着一回全連対なんですよね(笑)。凄いぞ幸四郎!!だから合わないとあれ程(ry


ポルトフィーノ
重賞実績皆無なのに血統と鞍上で無駄に人気してしまうという僕が最も嫌うパターンの馬ですけど、クロフネ産駒って母馬をそのまま出しますよね。シェル姉弟とかリシャールとか。スリープレスナイトも超良血ですからね。それに雨歓迎の血統だし。
レッドアゲート
いかにもマンハッタンカフェ産駒が一発やりそうなコースなので。この馬55キロ背負うと来ないですよね。だから好条件だと思います。ちなみに僕は「マンカフェはリボー扱い」と言ってますけど、実際この馬500万下負けの身でG3二着G2勝ちと立て続けに昇級戦を克服してますよね。早め勝負の騎手が乗って怖い一頭じゃないでしょうか。
△トレラピッド
全然わからないけど「外国馬は多頭数で好走している馬はとりあえず買う」というマイルールで。しかも通常は追い込みなんて利かない欧州馬場で結果出してますからね。っていうか海外の3歳牝馬はやたらに強いので「今年の3歳牝馬は外国馬の当たり年」かもしれない。まあ「単純に弱い」でもいいですけど(笑)。
ベッラレイア
雨降ったら割引ですけどね。もっと人気するかと思ったらそうでもなかったので。
リトルアマポーラ
この馬も55キロでダメな馬ですよね。一番高いパフォーマンスは京成杯だったと思うので、強い馬に揉まれた方が結果出す馬かなと。