大阪杯&ダービー卿CT

今週の水曜日に、職場の出入りの業者のおっちゃんが同僚に嘘付いて騙してからかってるのを観て「何十年ぶりかにエイプリルフールに嘘付いて喜んでる人を見ましたよ」って話して盛り上がっていたら嘘が流行っちゃってですね。最後に女の子が「私結婚するから今日で退職しま〜すw」と帰ろうとしたら全員が引き止めて「短い間だったけど本当に有難う!」とか言って拍手と人間アーチでお見送りになってですね。
何度転職しても必ず部下とか後輩には恵まれるけど上司は犯罪者とか無能とかばっかりなんですよねえ。今のところは割とまともですけど。

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今週の馬場予報
中山
芝:徹底的に母系がノーザンダンサー。非根幹は全てヘイロー系。1600はナスルーラ系(1着だけサニングデール)。
ダート:父が軽い血統、母父が重い血統の組み合わせ。
阪神
芝:血統はバラバラで、何より外差し。
ダート:ノーザンダンサーミスプロ。ヘイローほとんど目立たない。
阪神・中山ともに妙に上がりが早くなってますね。気のせいか、予算案が通った直後から急激に馬場の回復が早まった様に僕には見えるんですが(笑)。


ダービー卿チャレンジトロフィー
このレースはよく荒れる重賞として有名なんですけど、中途半端な時期の隙間重賞で前走惨敗した馬が平気で激走する事が大きな理由でしょう。
亀谷氏は「(同条件の)東風ステークスで差し届かなかった馬(上がり最速で5着以内に負けた馬)がよく好走する」と表現してますね。確かにその通りなんですよ。
でも今年はどうなんですかね。今年の東風Sは泥んこの不良馬場で上がり最速は逃げたショウワモダンでしたからね。
という訳で今年はノーカウントで、ニュアンスだけ採用して「前走差し届かなかった上がり上位の馬」という考え方で候補を探すと
ショウナンアルバ(六甲S4着・上がり0.3差3位)、キャプテンベガ中山記念6着・上がり0.7差3位)、リザーブカード(東京新聞杯4着・上がり0.5差3位)辺りでしょうか。キャプテンベガ東京新聞杯リザーブカードより0.5早い上がり(2位)でしたし、六甲Sと東京新聞杯は差し馬が上位に来たレースだけど、中山記念は内枠の先行馬だけが上位に来た中で、大外枠で差し馬の中では最上位だった事から、この観点からはキャプテンベガが有力ですかね。
このレースの血統傾向を見ると、亀谷氏は数年前は「サンデー、もしくはレッドゴッドの血を持つ馬」としていたのが今年は「ミスプロレッドゴッド」に変わりました。良く観ると2006年にサンデー×ミスプログレイトジャーニーが勝って以降きれいにサンデーが勝てなくなってミスプロが良く馬券に絡む様になっているんですね。一応言って置きますけど、僕は「亀谷氏がコロコロ意見を変えている」と批判している訳じゃないですよ。むしろ「傾向が常に変化しているのは当たり前の事で、自説に頑固にならずに柔軟に傾向の変化に気を使っているところはさすが」と言いたいわけです。
で、今回ミスプロ系を持っている馬はトウショウヴォイス、ショウナンアルバドリームシグナルマイネルスケルツィですか。夏馬のトウショウヴォイスは消しましょう。
ショウナンアルバは(というかウォーエンブレム産駒は)勝つか惨敗かどちらかなので、さっぱりとショウナンアルバ単勝は買っておきましょうか。余談ですがこの馬の2着した事がある、私が昨年のクラシック世代で一番評価していたアサクサダンディ号は癌で亡くなったそうです。これは何とも悲しい。さらに蛯名調教師が馬に蹴られて死亡というニュースも入ってきたんですけど、多分これで3週連続調教師の訃報ですよね。何とも不気味。御冥福をお祈り申し上げます。
ドリームシグナルはどうしましょうか。
実はヤマニンキングリー号について散々「良く分からないからとりあえず馬券には入れておく」としたんですけど実はアグネスデジタル産駒自体さっぱり理解できていないんですよ。という訳で今回ちょっと調べてみました。
と言っても私は有料サイトには絶対入会しない主義なので細かいデータベースがないので例によって人力で調べたわけですが(笑)、産駒の獲得賞金上位15頭を調べた結果、
1)超早熟なくせにデビュー戦は壊滅状態(15頭中初戦勝ちはヤマニンキングリーのみ)。
2)休み明けは苦手(2.2.1.16)※数字で観て「絶対ダメ」と言うほどではないにしろ惨敗が多い。というより叩いて勝ち始めてから連勝する)。
3)連勝期にまとめて勝つ傾向。
4)大体ほぼ同じ条件でしか勝たない。それもダート1800前後もしくは芝1400以下のどちらか。そして格上挑戦より保守的に自己条件で好走。
5)スランプに陥るとドツボ。
と言う傾向があってですね。異端の王者であった父親とは真逆の「面白くもなんともない」タイプだなと(笑)。まだ産駒数が少ないのでこれから傾向が変わってくると思いますけど。
で、これを踏まえてドリームシグナルをどう評価するかというと、本命にしようと思います。この馬2勝はいずれもマイル。G1で4着もありますからね。
それだけだと「勝ったのは京都だけだろ」と言う話になっちゃうんですけどね。先週の中山マイル戦でアグネスデジタル産駒が2,3着しているんですよ。じゃあきっと向いているんだろうなと。ていうか先週の中山芝戦は異様にミスプロが好走してますからね。しつこく「やたらに上がりが11秒台連発でまるで京都のようだ」と書いてますけどやっぱ血統傾向にも現れているのか。
助さんは良く分からんけど先行馬だからヒモ扱いでしょうか。
後はマヤノライジン。ヴィクトリーの突然の復活に戸惑っている方も多いでしょうけど、あれはマイルを一回使って闘魂注入した効果なんですよね。ロベルト系にはよくある話。マヤノライジンもロベルト系。一度叩いて大きく前進するはず。

大阪杯
昨年のこの日は仕事が入っていたんですよね。満開の桜の下メイショウサムソン複勝をシャレにならんほど買って「さて、これだけ買えば1着と3着でも結構金額違うからな。勝っててくれればいいなあ」と思って家に帰って結果を観て気絶した記憶があるんですよね。やっぱアイツがアレな馬に乗るとアレだな。
さて今年は、どう観ても差し馬有利な馬場状態で、しかも先日書いたような乗り替りが非常にアレなマツリダゴッホはさっくり消すとして、アドマイヤフジも消そうと思います。色々考えた結果、どうもこの馬は名前負けするタイプじゃないかと。この馬はよっぽどスランプな馬じゃない限りG1馬に先着しないですよね。だから隙間重賞しか勝てないんだと思う。落ちてないG1馬が複数いるここでは不要ではないかと。
で、逃げ馬は買いたく無いしディープスカイは内周り勝った事ないし・・・と消していくと自然にこの条件ドンピシャなステイゴールド産駒2頭が残るんですよね。不思議なもんだ。ならばどっちでもいいからこの2頭を頭にした単式系の馬券を買えばいいんじゃないですかね。当然サンライズマックスの方がオッズ的に美味しいですけど、この馬負けるのって前残りの時ですからね。明らかに前が残らない今の馬場なら勝っても不思議なし。
あとは、阪神大賞典の時に「阪神内周りの黄金配合はサンデー×トニービン」と言っておきながらヒカルカザブエからの馬券を取りそこなった恨みを込めてアグネスとレジャーも高評価です!


※追記。実にわかりづらい「グレード別定」の規定について東スポに解説が載っていたので転載しておきましょう。
1)基本は牡馬57キロ、牝馬55キロ。
2)近1年(今年の大阪杯の場合2008年4月5日以降)の牡馬混合G1勝ち=2キロ増。
3)同GⅡ勝ちor牝馬G1勝ち=1キロ増。
4)それ以前の牡馬混合G1勝ち(2歳G1は含まない)=1キロ増。
となるそうです。複数いるG1馬の斤量差はこの規定によるんですね。