2009年4月:今期アニメ(後)

ところで、悪名高きドラゴンボール実写版に続いてフルメタフルメタルパニックの方)もハリウッド実写化されるらしいですね。
資金難で次々企画がお蔵入りしていると噂の映画界で、日本作品が急速に注目されているのはやはり作品のグレードの高さ・・・というよりぶっちゃけ版権が安いからでは無いでしょうか。JASRACも日本国民虐めてないで毛党からたんまりふんだくれよ。


さて今期アニメなんですけど、正直私の趣味ではない作品揃いです。なんだかゲーム原作多過ぎじゃないですか?違うとしても、そういうテイストの作品ばかりと言うか。ゲーム原作ってアニメ化する意味あまり無いと思うんですけどね。AIRとかkanonみたいな神演出でも無い限り。むしろ実写では映像化不能な小説とかをアニメ化すべきだと思いますけどね。パンク侍、斬られて候町田康)とか。



鋼の錬金術師は、普通に最初から原作を忠実に再現してますね。意味あるのかかなり疑問ですけど。でもこういうパターンはアリだとは思ってました。全く同じ作品を違う監督が作るリミックスアルバム的な手法は。ただしその分相当ハードルは高くなりますけど。


ハヤテのごとく!は逆に第一期と違ってやたら大人しくなりましたね。土曜深夜34時枠から9時間ほど時間が早くなってしまったのが原因でしょうか(笑)。


その、ハヤテを以前放映していた時間に始まったのがあだち充原作のクロスゲーム。ちょうど女子プロ野球選手第一号が誕生して非常にタイムリーと言うか。まあ普通この時間は日曜朝10時にふさわしい爽やか物やりますよね。
個人的にはあだち充って好きじゃないのであまり観る気はしないんですけど。この人は「パンツを描くのが上手い」っていう事だけがとりえだと思うんだけどなあ。職業:パンツ画家。必然的にパンチラ禁止ルールのアニメでは何の価値も無いというか。っていうか南ちゃんってかわいいんですか?あんなウザイ女が傍にいたらこの上なく嫌なんですけど。


バスカッシュは一話だけ観て断念しました。くぎ様をナレーションのみに使うとは贅沢な・・・


毎日母さんはですね。西原理恵子マニア歴十数年の私ですが当然観てません。声があの、バナナダイエットリバウンドで有名な女性オペラ歌手(?)って・・・。
僕この人大嫌いなんですよ。決定的に嫌いになったのが、コンサートの時に子供が騒ぎ出してお母さんが外に連れ出そうとしたところ「あら、いいんですよ。子供は騒ぐのが当たり前ですから。そのまま騒ぎながら聞いてください」と言った、というエピソードなんですよね。お前が迷惑じゃなくても客が迷惑だっつーの。こんな偽善的エピソード初めて聞いたよ。


シャングリ・ラは正直かなりしゃらくさいんですけど一応観てます。環境問題だの金融用語をいっぱい入れているからぼくちんインテリなんでちゅ〜という作者の主張はビンビン伝わってきて激しくウザイですけど。あと「如何にパンツを見せずにアクロバットな動きをするか」に執心した動きもウザイですが。何か俺パンツ観たいだけの人みたいだな。最初からもっと長いスカート履いてくれれば良いだけの話なんですが。


まあハルヒについてはどうしても触れねばならんでしょう。ひょっとして「今度はちゃんと順番どおりに放映してるから新番組です」って言い張るつもりなんですかね?再放送を新番組と言い張るのって、JAROに訴えたら処罰してくれるんですかね。・・・って思ったら公式サイトには「あらためて放送開始」とかいてあるんですね。なんという居直り強盗。CMで「武本康弘監督で第二期制作」って出た気がしたんですけど。どちらにせよ番組表に「新番組」と出た以上明らかに詐欺ですが。もうむしろ第二期は永久に作らないで欲しい。


その京アニけいおん!が意外にも今期一番気に入っているんですよね。自分の高校生の時を観ているようなので。女監督だからいいのかなあ。個人的にはもう石原監督じゃなきゃ誰でもいいよという感じです。ドラムスの娘が元気なリーダーで、エンディングの曲が最近には珍しくドラムが結構やりがいある感じの曲なんですよね。最終回は学園祭であの曲を演奏する感じなんでしょうかね。
話は飛びますけど、私の友人がギター教室をやっていてですね。先日そこで完全リペアしたメサブギーのアンプを鳴らさせてもらったんですよ。いや〜やっぱ本物を知らないとダメだなあとつくづく思いますね。一生懸命頑張ってギターを練習している子達なんかは、ある程度出来るようになったらああいう音を体感させてあげたい。いくらエフェクターで作っても結局はアンプですから。メサブギーって元々単音が太く出るからインストの人が使っていたのを、メタリカが使ってあのメタルサウンドが出来たらしいんですよね。確かに「ゴツッ」っていう、マイクに頭ぶつけた時みたいな強いアタック音が出るんですよね。アレは確かに、初めて使った人が新しい音楽をインスパイアされるのもわかる。Rock'nRollというけれど、マーシャルがrollでメサブギーがRockみたいな感じです。意味わからなかったら無視して下さい。
まあそんな感じで、「高校生の頃は今から考えると凄く頭の悪い事に頑張っていたよなあ」とつくづく懐かしくなるわけですよ。わかりやすく言うと、シングルコイルのストラト(アンプはフェンダー)でレスポール(&マーシャル)の音が何故出せないのか深刻に悩んだりとか。そこで諦めずに妙な進化をしてしまうからこういう人間が出来上がっちゃうんだなあと。ネットで一発検索できちゃう事で失うものは一杯あるんですよね。そういえば友人は入部したてのベース志望の後輩にブーツィー・コリンズとかヴィクター・ベイリーとかを「これがベースだ。これを練習しろ。」とひたすら聴かせていたなあ。


あとはパンドラハーツ広橋涼ようやく棒読みじゃない役で登場ですよ!!広橋は絶対こういう芝居がかった大仰な役の方が面白いはず。僕が一番好きなのはチューニングポップCDvol.1のドラマCDのカフカお嬢様ですから。アレ最高。


なんだかんだ言って、ケロロ軍曹が結局今のところ一番面白いかなと思うんですよね。
4月でいよいよ6年目突入という事で、テーマ曲が原点に返って個人的に待望のケロロ小隊バージョンのケロッ!とマーチです。これは嬉しい。
前期のOP(ジャムプロのヤツ)は明らかにケロロに合ってなかったと思うんですよね。やっぱこっちだろと。
しかもEDの方はいまさら小島よしおというディープぶり。ケロロ鈴木さえ子ポリシックスといったニューウェーヴの本格派からお笑い芸人、格闘家、アイドルまで幅広くテーマ曲に携わってきたわけですけど、ここでいまさら小島よしおというところがさすがにセンス抜群。
今期一発目が「アニメのリニューアル(ていうか〜廃物利用?)」ネタだったので、ひょっとしてOPテーマも一回目だけかと思っていたけど、今期はこれで行くみたいなのでうれしい。
何で「第一話の作り直し」なんていうネタが出てくるのかと思ったらドラゴンボールへの当て付けだったんですね。さりげなくドラゴンボールの台詞を入れてきたから分かった。ついでにはた迷惑な実写化もネタにしてくれればよかったのに。あとハルヒへの当て付けもちょっとあるのかもしれないですけど。
そんな事より来週は超久々に小雪が大フィーチャーですよ!!。広橋ですよ!!予告観る限りではドラマCDの話に近い事をやるのでしょうか。もう最高です。このためだけに実家に帰ってハイビジョンで堪能します!