今週は皐月賞〜イグゼキュティヴを買いたくなってきた。

さて今週は皐月賞です。明日が微妙な天気予報になっていますけど、何とか晴天で当日を迎えて欲しいものです。当日は中山競馬場に行きますので。
さて。今週も週末は更新できないので、木曜の段階での予想を書きたいと思います。


スプリングSの時に「こんな上がりの早いレースは中山じゃない」書いていますけど、今開催の中山芝重賞は何故だか上がり3ハロンが11秒台連発のレースが続いているんですよ。


日経賞=11.8-11.6-11.9
ダービー卿CT=11.5-11.7-11.8(※このレースは、この上がりが過去にも良くあるので参考)
ニュージーランドT=11.7-11.9-11.8
ニュージーランドTはマイルだからだろ・・・と言われそうですけど、これはこのレースでは現行条件初めての事なんですよね。


と、言う訳で「上がり3ハロン全て11秒台で勝てる馬」というテーマで探した所
イグゼキュティヴ(京都2歳S)11.7-11.8-11.9(61.4)
アンライバルド新馬戦)11.3-11.9-11(64.1)※上がり1位
ナカヤマフェスタ東京スポーツ杯)11.6-11.4-11.3(61.0)
ベストメンバー(新馬戦)11.8-11.3-11.3(65.2)※上がり1位
メイショウドンタク(中京2歳S)11.7-11.7-11.8(61.7)※上がり1位


カッコ内はテン5ハロンの数字ですね。もちろんここが余りに遅いと評価は下がる。
まずアンライバルドはちょっと落ちる。ベストメンバーも落ちるけど、最初の1ハロンが13.9と異常な数字なのでちょっと情状酌量の余地アリ。しかもこの馬、実際に中山で2.00.7というやたら早いタイムで勝ってますからね。これはこの世代では、出てくれば本命にするつもりでいたトーセンジョーダンの次くらいに早い。軸にはしないけど妙味十分と言う感じです。
ナカヤマフェスタは段々数字が早くなっているのがかなり好感度高いですね。しかも切って落とした2着馬はブレイクランアウトだし。ただ、この時の府中は異常な高速馬場だったのでちょっと眉唾かなと。それでも大物食い血統のリボーが母系に入っている唯一の馬ですから消しはしませんけど。


そうなるとメイショウドンタクとイグゼキュティヴなんですよね。
メイショウドンタクはかなり気ムラな馬なのでとても軸には出来ないですけど、はまれば他の有力先行馬を全部競り落としちゃう可能性もあると思います。しかも上がり1位の馬が必ず馬券に絡むレースである事を考えると、はまれば勝っちゃう事もあるかも。輸送が全然ダメなので当日の気配次第ですね。


残ったイグゼキュティヴ。
自身の成績も平坦向きだし血統的にも平坦向き(チーフベアハートが平坦向きな上に近親が小倉巧者のコスモフォーチュン)なので最初は無視しようかと思ったんですけど、「今の中山は何故だか京都みたいなコース」というテーマで探すならむしろ向いているじゃないかと。


しかもですね。
この馬、母親が皐月賞2着のナリタタイセイと3/4同配合なんですけど、ナリタタイセイも平坦向きと見せかけて皐月賞2着なんですよね。しかもこの時の皐月賞ミホノブルボン、セキテイリュオー等強力先行馬が人気になっていたレース。今回と実に似ている。地味なノーザンダンサー系の馬に斎藤誠調教師と松岡騎手のコンビというのはサンツェッペリンと同じ。う〜ん2着付けにピッタリな馬の気がしてきた。
上にあげた日経賞の話の時に「ウインジェネラーレが勝った2004年と似ている馬場なのではないか」と推測したんですけど、その年の皐月賞はダートで実績のあった母父ノーザンテーストダイワメジャー。開催が進むにつれて(何故か芝もダートも)軽くなっていく不思議な今年の中山なら、必ず4角で3番手以内にいるこの馬の脚質がもっとも合うのではないかと。嫌なのは一昨年も「チーフベアハートが不安だけど」と言いつつナムラマースを本命にして轟沈した事何ですよね(笑)。あと皐月賞は「前走4着以内。もしくは前々走勝っていた」事が条件になるらしいのでその点は買えないんですよね。まあ北海道所属のまま大遠征したラジNとか転厩緒戦の前走は度外視で。「早めに欠点が見つかって素直に中央移籍したコスモバルク」と考えればむしろ好感触。


人気するロジユニヴァースリーチザクラウンはトライアル血統なのはもちろん、血統的にどうも軽いのが嫌なんですよね。昨年も何だかんだで異系が入った馬同士で決まったし、ファラリス4代掛けはやはり底力が足りないと思う。
ちなみに今回異系を持った馬はアントニオバロウズアンライバルド、イグゼキュティヴ、シェーンヴァルトトライアンフマーチナカヤマフェスタミッキーペトラ、リクエストソング、サトノロマネ。
アンライバルドは間隔空いた方が良い血統で、そのままの成績ですからね(唯一負けたレースは一ヶ月間隔で、その他は全部2ヶ月間隔)。あと前走は全く評価してませんので。


今開催の中山2000・・・と言う目で観るとパワー寄りのターントゥ系×ノーザンダンサーか異系と言う感じですね。そう考えるとナカヤマフェスタなんですよねえ。ただ、この馬は内枠からすんなり先行しても結局外に持ち出して差すんですよね。そこが皐月賞向きじゃない。
皐月賞向きな差し馬はトライアンフマーチですね。皐月賞は基本的に圧倒的に先行馬有利で、差し馬が来る時はインベタを通って最後も最内を突いて来れないと差せないんですよ。イグゼキュティヴの京都2歳Sも大外枠から内に潜って最内を差してくる競馬で皐月賞向き。ナカヤマフェスタは全部内枠しか経験していないからてっきりそういうレース得意かと思っていたんですけど、見直してみると結局外に持ち出して差してるんですよね。そこがちょっと嫌。


という訳で、イグゼキュティヴ、トライアンフマーチ、ベストメンバー、メイショウドンタクを中心に買います。