今週の競馬

今週末も更新できないので先に予想を書いておきますが、その前にですね。
僕は競馬の予想をする時に、一頭一頭の個別の能力というのはほとんど検討しないんですね。「血統的に気になるけどどういう馬だかわからん」とかいう場合に過去のレースを検討して、その馬の雰囲気を掴もうと思う事はありますけど。
で、基本的に全部の馬を何かしらのふるいにかけて残った馬を買うわけなんですけど、このふるいの網の目を大きくしちゃうと買い目が増え過ぎるし、小さくしちゃうと確率が悪くなる訳ですよ。
何というか、「全ての人の意見を平等に取り入れると、結果的に誰もが納得できないルールが出来てしまう」みたいな感じなんですよね。という訳で、印とかは特に付けずに「馬券検討の方針」という感じで書いていきたいと思います。



京王杯スプリングカップ
パターンとしては(1)リピーターが強いレース。(2)似たようなタイプ(脚質等)が並んでくるレース。(3)左回り得意な馬が来るレース。という感じでしょうか。血統的な傾向はバラバラと言って良いと思います。「トニービンやサンデーが毎年チラホラ混じってる」何ていうのは今の日本の競馬では当たり前過ぎて何の参考にもなりませんので。
ところでこのレース、登録段階では賞金上位で出走する訳がない馬の登録が多数あったので一旦思考停止して、今改めて観たんですけど結構酷いメンバーですねこれ(笑)。スピードタッチが連闘してくるとは。
このメンバーならスマイルジャックが取りこぼす事はまずありえないと思うんですけど、勝ち切らないのがこの馬なんですよね。あとは左回り得意なソルジャーズソング(左回りは(2.0.1.0)で負けたのは高松宮記念)、トウショウカレッジ、マイネルファルケ辺りですかね。枠順次第ですけど、似た脚質が来るんだからファルケとスマイルのセットから入るのが面白いかもしれません。


ヴィクトリアマイル
古馬牝馬限定重賞は、牝馬限定重賞に強い馬を買っておけば良いと思うんですよね。
もっと突っ込むと、京都牝馬や府中牝馬のような上がりが早いタイプと、中山牝馬クイーンSの様に上がりがかかるタイプに区分けして、それぞれに適応するタイプを重視すれば良いと思います。
当然このレースは前者に当てはまる訳で、そういうレースを制した馬から入るのが良いと思います。ちなみに阪神牝馬Sは当然後者タイプのレースですが、昨年はこのレース史上ぶっちぎりに上がりが早い(前後半の差が、それまで一番あった年でも0.6秒だったのにこの年は後半3ハロンの方が1.2秒も早い)前者タイプのレースになった年でした。そしてそのレースを制したエイジアンウインズヴィクトリアマイルも制覇。


という訳で、「上がり3ハロンの方がテン3ハロンより早い牝馬重賞で特に強い馬」と言う条件で検証してみると・・・意外や意外ヤマニンメルベイユレッドアゲートが該当するんですよ。どちらも上がりがかかる競馬でこそのタイプだと思っていたんですけどね。ただしどちらも極端に時計のかかるレースでの記録なのでここでどうかはわからないですけど。
あとはアルコセニョーラ。ただしこの馬もマイルが全くダメなステイゴールド産駒だし本馬自体昨年18着ですからね。
人気皆無なところ(まあ今まで名前上げた馬全て人気皆無ですが)でショウナンラノビアはどうでしょうか。3〜4歳時にダートで安定感ある成績→長期スランプ→3走前思い切って逃げた事でスイッチが入って2連勝中というフレンチデピュティ産駒の激走パターン。この2走も先行馬が揃って潰れる中一頭だけ残る強い内容ですからね。ちなみにこの馬、フレンチ×ヘクターという事でいかにも軽く見えるけど、メジロ牧場所縁のアサマユリ牝系なんですよね。母親は完全に左向きの馬で、本馬も左回りダートは(2.0.1.0)。確変前は右回り(1.1.0.10)。如何にこの2戦(両方右回り)のスイッチ入り具合が激しかったかがわかる。芝の左回りは初めてだけど、「今まで黙ってたけど実はベスト条件でした」となる可能性十分じゃないですかね。そもそも前走の時計は昨年のヴィクトリアマイルより早いし。淀みないペースで競り合っていた同開催のダービー卿CTよりも早い。つまり凄く強い。


あとは両レースとも現在祭りが開催中なリファールを絡めれば良いと思います。