思い出し話(大学生編)

今日電車の吊り広告を観て感心した言葉に「大人女子(笑)」っていう言葉があるんですよ。何でしょうかこの往生際の悪さ。以前私がいた職場に、40歳になっても実家住まいで母親に弁当作ってもらってる女がいましたけど、あれも「大人女子(笑)」ですかね。

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いろんな「物語」を見ていてつくづく思うんですけど、世の中携帯電話の存在によって台無しにされちゃうドラマが多過ぎますよねえ。


電話の保留音っていわゆる「名曲」がほとんどじゃないですか。癒し系というか。
大学生の時の先輩の家庭がかなり荒れた家庭だったんですけど、その家の電話の保留音が竹内まりやの「元気を出して」だったんですね。
先輩の家に電話をすると、大体後ろで家族が喧嘩している声が聞こえるんですよ。
そうするとその度に電話が保留になるんですね。


先輩「それで明日さあ〜」
先輩の父親「テメエ、何してやがんだ!!」
先輩の妹「うるせえジジイ、ぶっ殺すぞ!!」
(ガスッ!!ドスッ!!ボコッ!!)
先輩「アハハッ五月蝿いでしょ?ちょっと待っててね」


保留音「涙な〜ど〜見〜せない〜 強〜気な〜あな〜たが〜♪」


先輩「アハハッ。うちの家族凄いでしょ?妹が今日学校でタバコ吸ってるの見つかって停学になったからさあ。荒れてるんだよお。それで明日さあ」
先輩の妹「(ガチャッ!!)てめえ!!何電話なんかしてんだよ!!」
先輩「うるせ(ガチャ)」


保留音「涙な〜ど〜見〜せない〜 強〜気な〜あな〜たが〜♪」


先輩「アハハッ。もうウチの家族嫌んなっちゃうよ。」
(ピーポーピーポー)
私「あの〜、救急車のサイレンが聞こえてるんですけど」
先輩「アハハッ。大丈夫だよ〜。」
(ピーポーピーポー)


私「・・・あの〜。救急車、物凄く近くで止まりましたよね?。」

先輩「アハハッ。じゃあまた明日ね〜。」


こんなやりとりがあってですね。以来この曲を聴く度に私が思い出すのはいつも救急車。