シュチョウ

久しぶりだなあ、一日に日記を複数書くのって。
まあ「i podを買い換えたので、更新している間暇だから」とか理由は色々あるんですけど、本当は書きたい事一杯あるんですよね。バックアップ取るのが大変だから今までセーブしてたんですけど「逆に考えるんだ。後から読んでも価値のある物だけ残して後はザクザク削除してしまえば」と思いついたので、昔に戻って一杯書くのも良いかなと。人気ブログとかだと色々気を使うんでしょうけど、ノーリンクノーTB主義のこのブログは読者なんてほとんどいませんからね。何の気兼ねもなし。


で、横須賀市長選ですよ。33歳の新人無所属立候補が、自公民の超党派支援を受けた現職を破って当選してしまうという恐るべき事態。現職は人気者(笑)の小泉が盛んにプッシュしていたらしいのにね。いやはや近頃こんなに気持ち良いニュースがあったかどうか。
これ、公約だけ観ると当選した新知事には強調材料皆無だと思うんですけどね。吉田新知事(以下「新」)と蒲谷前知事(以下「前」)を比較すると


(1)人口減少
新= 人口減少は全国的な流れ。これに逆らうのではなく、どう対応していくかが大切。例えば、市役所の規模を縮小するなどの対策を講じていくべきだ。
前= 特に20〜30代の結婚・子育て世代向けの定住促進事業の推進が不可欠。企業誘致も大切だ。市外の人に市の良さを知ってもらう事業もやりたい。

(2)財政再建
新=財政状況について市民に明らかにされていないため、まず正確な数字を公表する。歳出を削減し、財政基本計画を作り、民間会計手法を導入する。
前= 市職員を430人余り減らし人件費を抑制するなど歳出削減に徹底的に取り組んだ。企業誘致も何件か成功した。今後も積極的に行革と誘致に取り組む。

 (3)景気対策
新= 企業誘致の目標を税収増に置くのではなく、雇用拡大を目指すべきだ。地域経済活性化基本条例を制定し、さまざまな取り組みを展開する
前= 中小企業への制度融資、工事の前倒し発注、カキ養殖研究への補助など六つの緊急経済対策が成果を上げている。今後もさまざまな取り組みをする。

 (4)ジョージ・ワシントン原子力空母)配備
新= 来てしまったものは仕方がない。現実として受け止めるべきだ。ただ安全対策、情報公開、負担に対する見返りの(国への)要求をきっちり行うべきだ。
前= 市への基地交付金を増やすよう国に働きかけている。在日米海軍司令官とのトップ会談を定期的に続けている。何よりもまず信頼関係が大切だ。


どう観ても新知事の公約は具体性がないですよね。強いて言えば「諦めろ」が公約?
でもそれ、嫌味で言ってる訳ではなく正解なのかなとも思うんですよね。前知事の公約は電通のプレゼンみたいなもので、「美辞麗句は聞き飽きた。結果を出せ。」と言われたら終了でもありますからね。数字なんてどうでもいいので。競馬予想でいうと、ラップ厨なんかは「数字こそもっとも客観的なデータ」と自慢気ですけど、詐欺師が持ち出すのは決まって「数字」ですからね(笑)。買いたい馬に都合の良いデータ解釈してるだけだから意味がない。


話がずれた。


大政党が挙って支援した実力者が、「大政党が挙って支援した」と言う理由で落選。その根拠は「諦めろ」。


僕が当選した知事だったら、記者会見中に「偶然エヴァの復習をしていた」という理由で碇ゲンドウ「老人達にはいい薬だ」というセリフを後ろに偶然置いてあったテレビから流させますね(笑)。一つ気になってるのは「若いから柵(しがらみ)がない」っていう言い方されてるんですけど、普通は若い方がしがらみに悩まされるんじゃないですかね?俺の感覚がおかしいのか?


とにかく、ここまで極端な形で民意が反映されちゃうと言う事は、やはり「日本も大統領制を導入しろ」という話になっていくと思いますよ。そのまんまハゲが「総裁を公選制にしろ」とか言ってるらしいですけど(それ以前に、このお方は口が走り過ぎて何を言いたいのかさっぱりわからなくなって「要するに目立ちたい」という焦りしか観えなくなって来てますけど)、総裁公選制なら大統領制の方が遥かにすっきりする。「日本には馴染まない」っていう意見が大半らしいですけど僕は逆だと思いますよ。日本人って個人だと礼儀正しく誠実で理知的で善良だけど、集団になると最悪じゃん。