2009年7月期今期アニメ

いやはやスゴいっすねのりピーwikipediaがいかにも「緊急事態!!」ていう感じで。

さて今期のアニメですが。


結局うみねこのなく頃にが一番面白いかもしれないですねえ。
原作派から観てどうなのかは知らないですけど、予備知識無しに観てこの超展開はやはり面目躍如といったところじゃないですかね。てっきり「金持ち一族が孤島に集まって、一人ずつ死んでいく」みたいな展開かと思っていたらいきなり6人→2人→6人(注:うろ覚え)と大量に死んでいって、「魔女なんかいない!いるなら出て来い!」みたいなことを叫んだと思ったら本当に魔女が出てくるという。しかも梨花ちゃまみたいな魔女までついでに出てきたんですが。声が田村ゆかりだったし(←これが一番びっくりした)。
ひぐらしもそうだったけど、この作者は「所詮ゲームのシナリオ」っていう劣等感無しに躊躇い無くゲームシナリオそのままをぶつけちゃうところが面白いですよね。って僕は思っているんですけど。バッドエンドも全部見せるためにループを前提のシナリオ書いてしまう。整合性を考えずに済むスタイルを思いついた時点で勝ちだよなあと思ってます。もちろん面白い事前提ですけどね。



ループと言えば、何故か一般紙上でまで物議を醸しているらしい涼宮ハルヒの憂鬱
とりあえず自分の感情としては、段々許せるようになってきました。DVDは10円でも買いませんけど。前回の、キョンに朝比奈さんから電話がかかってくるシーンの二人の壊れ具合にちょっと笑った。でも、この時点ではループには気づいていないんだからああいうイライラ感を出す演技は完全に反則ですよね。
これ、肯定派も否定派もずれてるなあって思うんですよね。ビューティフルドリーマーの例を出す人とかいるけど、あれはちゃんと終演時間がわかってる映画だからループしようが何しようが観続ける事に苦痛は無い。今のハルヒは、映画でいうと「前代未聞!終了未定の映画!!」っていう状況で現在7時間経過。いまだに戦車が床抜けて落っこちる所をループしてます。みたいな状況ですから。「嫌なら観るのを止めれば良い。観続けているんだから結局は策にはまってる」みたいな事をしたり顔でいわれてもね。いつ話が展開するかわからないから仕方なく観続けている訳で。ていうか録画してエンディングをチェックしてうんざりし続けている訳で。OPテーマで「下らないやり方」とか「うんざりする」とか言う歌詞を聴いて余計イラっとする訳で。あと「酷いという噂を聞いて観てみたけど、結構面白い」っていう人も多いんですけど、そりゃそうだ。面白いんですよ。単体で観れば。そういう問題じゃないから大騒ぎな訳で。「手抜きじゃない」っていう批判も、むしろ手抜きせずに毎回新録だから「そんな暇あるなら先に進めよ」っていうツッコミが入る訳で。
あと、このエピソードそのものの解釈もちょっとずれてると思うんだよなあ。僕はこれ、涼宮ハルヒ=「ああもう。この人は私がいないとダメなんだから!!」と男を構いたいウザイ女。という話だと思っているんですけど。良くも悪くもそこをかわいいと思って(いる振りをして)あげないとダメっていう話でしょ。
個人的には「一枚にエンドレスエイト8話収録のブルーレイ発売!」という離れ業を演じて容量の限界をテストしてみる戦術では?とかひねた想像もしてみたりするんですが。


意外とにはまり始めました。僕は少なからず麻雀の知識がある分、麻雀漫画は「そんなご都合主義のあがりばっかりじゃ萎えるよ」ってなっちゃうんですよねえ。だから原作はあまり好きじゃないんですけど、これアニメ化で正解だと思います。



今週は何と言ってもかなめも広橋涼でしょう。もう最高だ。この回だけでもDVD買うかもしれない。きっと買う気がする。まあチューもあれなんですけど、テルテルボウズ一つで、異常に妄想を膨らませて(ゆうき=業の深い広橋マニア以外は)誰もついて来れずにドン引きさせるあの感じがチューニングポップのあの感じだ。是非北岡ゆめ一人語りCDを出して頂きたい。確実に買います。