スプリンターズS

凄い勢いでボロが出ている鳩内閣の民主党議員(直嶋経産相、川端文科相江田五月ら5名)がキャバクラでの飲食費に税金(政党交付金)を当てていた事が報じられているみたいですけど、藤本順一氏と上杉隆氏の対談によると「この5人の内3人が労組系議員。労組系議員は自分の資金管理団体や所属政党の他に労組が政治活動費を肩代りするから、財布が3つあるといわれている。今後労組系議員の政治と金の問題が政権の命取りになるかもしれない。」との事。なるほど。自民党は少なくともまともに働いている人と癒着していたけど、民主党はろくに仕事せずに因縁つけるだけの人間と癒着しているわけですか。こんなんでヤミ専従問題とか解決できるのか。早速天下り禁止も骨抜きにされてるし。早く第三極のまともな政党作ってほしいなあ。いまスポーツ平和党があったら確実に個人献金するんですけどね(笑)。


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さて明日はいよいよ秋のG1第一弾スプリンターズSなんですけど、今年は例年に輪をかけて購入意欲がおきないですねえ。
好き嫌いは別にして、単純に出走馬にオーラが全く無いというか。
それでもとりあえず予想。
まず最初に唯一の外国からの挑戦者シーニックブラストですが、消します。
最初は中心視する事も考えていたんですけど、調教を観てやめました。歩いてるんだもん(笑)。別に勝ってもいいんですけど、あんなのが勝つようなレースならむしろ馬券を外す事を誇りに思いたいですね。


今回は、このレースの特色からふるいにかけてみようかと思います。


(A)まずペース。
中山1200mというコースは、最後のゴール前に急な登り坂があることは有名ですけど、それはつまり向う正面では急な下り坂になッているという事で、つまりはスタートから異常なハイペースで最後にペースがガクッと落ちる。昨年だけ違うデータが残っているんですけど、これは4コーナーまでに前から3頭以内にいた馬が全て10番人気以下で、みんなそれよりうしろの馬にあわせて走っていたからですね。普通は短距離戦は前に行った者勝ちなのでこういう事にはならない。今年も人気どころは必ず前に行くからハイペースになる。
で、過去に馬券になった馬はほとんどが2秒近い前傾ラップ(前半の3ハロンが後半の3ハロンより2秒近く早い)で勝っている経験があるんですよね。これがない人気馬はファイングレインのように消えてしまう。
この条件で消える馬は
アルティマトゥーレ
アルティマは、準オープンの身でGⅡ挑戦した阪神牝馬Sはともかくデビュー2戦目がなんで惨敗したのか疑問だったんですけど、これがかなりの前傾ラップなんですよね。もちろん他の理由で負けた可能性もあるわけですけど、スプリングSのペースを体験していない馬ではある。今まで緩い流れしか勝ってないですからね。
プレミアムボックス
アポロドルチェ
トレノジュビリー
カノヤザクラ


(B)次に血統。
単純に「過去に来た事のある血統」でも良いんですけど、それだとさすがにこの時代オッズの裏をかく事はできないんですよ。そこで、「どのような配合の馬が来る傾向なのか」という事を観たいと思うんですね。
そう観ると、まずサンデー×ノーザンテーストが目立つんですけどこれは無視します。そもそも対象馬がいないから無視するよりないんですけど、この配合が強いのは「条件が向いているから」ではなく「他のカテゴリーで勝てないサンデーが仕方なく堕ちてきた」という方が近いと思うんですよね。
そこで違う見方をすると、パワーの要素が高まる「ノーザンダンサー×ナスルーラ」という配合の種牡馬が多いと思うんですよ。チーフベアハートアドマイヤコジーンがそうですし、フレンチデピュティノーザンダンサー×母母父ナスルーラメイショウボーラーテイクオーバーターゲットは母馬がこの配合。ちなみにこのレースはサクラバクシンオー産駒が全然ダメなことで有名ですが、サクラバクシンオーナスルーラ×ノーザンダンサーなんですよねえ。両方日本的過ぎてパワー不足ということでしょうか。バクシンオー産駒で唯一このレースでショウナンカンプが馬券になったのは新潟開催の時。サクラバクシンオー自体はこのレース連覇しているのでやっぱりノーザンダンサー×ナスルーラは向いているんだと思うんですよ。ハイペリオンのクロスで自身が種牡馬になったときにはその特性が無力化されちゃっているんだと推測しておきます。
該当するのは
1)ノーザンダンサー×ナスルーラ
ヤマニンエマイユ
2)父がノーザンダンサー×ナスルーラ(バクシンオーを除く)
ビービーガルダン

3)母がノーザンダンサー×ナスルーラ
ソルジャーズソング
※母系にノーザンダンサーナスルーラを内包しているのはサンダルフォンアポロドルチェローレルゲレイロ


・・・実にシンプルになっちゃいましたね(笑)。サクラバクシンオー産駒の中でAに唯一入っていなかったサンダルフォンがBに唯一顔を出しているのが興味深い。ちなみにショウナンカンプも母親がノーザンダンサー×ナスルーラです。
ちなみに過去のこのレース、1,2枠に差し馬が入るとほぼ確実に馬券になっているんですよね。他のレース以上に加速度がついた状態で小回りコースを周るので、過去を振り返っても大抵インは空きますからね。じゃあヤマニンエマイユは入れましょう。この馬、左周りしか勝ってないから無視するつもりだったんですけど、良く観たら1200mの成績はダートを含め(3.3.1.7)で複勝率5割。府中1400で勝っているけどその時のラップが33.5-35.9の超前傾ラップ。中山1200は走った事が無いだけで実は一番向いているかもしれない。向いていない可能性のほうが高そうですけど(笑)。
馬券の中心はビービーガルダンで良いのではないですかね。負けたのはほとんど後傾ラップの時だし、高松宮記念はドバイ絡みで背中に残念な人が乗っていただけですからね。ただし、昨年の有馬で呪縛が解けたとは言えアンカツの中山重賞は信用できないので2〜3着の馬券が美味しいとは思います。