台風一過

我が家の隣の隣が地下鉄の駅なんですけど、台風で交通機関が麻痺して物凄い行列が出来ていました。ちなみにそのまた隣はパチンコ屋なんですけど、パチンカスの行列もそれに混じっていて、仕事に向かえず焦っているサラリーマンとカスが嫌な感じにミルフィーユになっていて楽しかったです。ちなみに私は自転車で乗り換え駅まで行ったんですけど、東京って結構坂が多いんですよ。その上突風が吹き荒れて全く自転車がこげずに楽しかったです。


さて、どこだかの大学教授が「今回の政権交代大政奉還に例えようとしている人が多いが、どっちかというとむしろ天保の改革」と言っていたような気がするんですけど、亀井静香がそのものズバリな政策(亀井モラトリアム)を打ち出しているんですよね。
となると、「人返し令」と称してニートを農民にしたりするのでしょうか。まあ人返し令の実質的な目的は公務員(武士)への給料(米)が払えなくなったから年貢を増やすことだったらしいから、これは実質「増税」でしょうね。もしくは「天下りポスト乱造」か。天保の改革では「薪水給与令」なるインド洋的に考えて非常に気になる政策も実施しているんですよね(笑)。やたらと大きな政府を作ろうとしているのが「上知令」に近いんですかね。風俗取締りが児ポ法規制。なにより異様な禁欲ムードという空気感が似ているのかもしれない。ちなみにこの改革の大失敗で各藩が「馬鹿な幕府は無視して、俺らだけでKA・I・KA・KUしちゃおうZE!!」となった流れが明治維新に繋がる訳ですよね。この辺も昨今の知事ブームと被るなあ。



小選挙区制の何がダメって、短期間で結果を出さなきゃならないから結局対症療法の安売り合戦になっちゃうと思うんですよねえ。それならそれで、見るからに対症療法な「定額給付金」の方が男らしいのに、耳触りの良い偽善でくるまなきゃなら無いから「子供手当て」とかいう意味不明な景気対策が出てきてしまう。経済政策を突き詰めると、日本の場合は「給与所得をもっと引き上げさせる」の一点しかないと思うんですよね。当面、全ての経済政策は「それによって庶民の給与所得がどれだけ上がったか」だけを指標にするのが良いと思うんですけど。あと労働時間の短縮ね。税収を増やすには、要するに北風と太陽でいうところの太陽をやらなきゃどうしようもない段階だと思いますけどね。バンバン自殺しまくっているところに北風びゅんびゅん吹き倒して「これは仕方が無い事なんだ」の一点で押すのはもう無理ですよ。


あとダメといえば取調べの可視化。こんなもん、取調べの様子を全て録画していたとしても、法廷に出す時等は全部編集しておくに決まってるじゃん。例えば鳩が故人献金の件で取調べを受けたとしても、電波利用料値下げのバーター取引で、捏造のスペシャリストのTBSが検察の印象が悪くなる様に編集した渾身の作品が世間に流される事になるわけだ。そのために(東スポ以外の)マスコミは毎日捏造の練習をしているのに決まってる。