有馬記念

今日(昨日)は忘年会とやらで夜帰って来れなかったので更新が出来ませんでした。全く迷惑な・・・。


さて本題に入る前に2ネタほど。


まずこちら。
http://d.hatena.ne.jp/horsedata/20091222#c1261710768
「一番人気は必ずしも全幅の信頼を置ける訳ではない」という話で、今日のラジNでヴィクトワールピサが100%負けると信じ切ってこのネタから入ろうと思っていたらあっさり勝ちやがりましたね(笑)。下書きが台無しだっつーの(笑)。まあローズキングダムにしてもこの馬にしても底力は全く感じないので、今の内に人気吸ってろと。こういう「人気の馬を連れて来る、兄弟実績血統馬(良血とは言いません)」は大嫌いです。一番人気に関しては、確か「一番人気の馬が勝つ確率と万馬券が出る確率がほぼ同じ」くらいなはずなんですよね。今は券種が多いから万馬券が多いのは当たり前なんですが、人気同士で決まる方がむしろレアケースなのは憶えておいた方が良いかもしれません。


もう一つ。

今開催の・・・というか暮れの阪神最終日はとにかく「洋芝実績」これに尽きる訳なんですよ。という訳で「タイキシャトルから北海道実績のある馬に流せば当たるだろ」と雑に買ったら当たってました。逃げ馬にそのまま残られてしまったので2,3着のワイドしか拾って無いんですけど、人気薄で好走したハギノトラストやマヤノベンケイも買い目に入っている事に注目して頂きたい。ファイナルSも当然この辺りが攻め所でしょう。
他に土曜日は中山大障害も馬券を取っているんですけど、今年は中山グランドジャンプ中山大障害もどちらも素晴らしいレースでしたね!ど素人の客を呼ぶならむしろ障碍レースをプッシュした方が面白がってくれると思うのですが。あどうでもいいけどテイエムトッパズレの落馬シーンが、ロイヤルランブルトップロープから選手を落とそうとするプロレスラーみたいでちょっと面白かったです。馬券買っていた人にしたら笑い事じゃないですけどね。


さて有馬記念


今年の特徴は「4歳馬がいない&3歳馬が大量」と言う事ですね。4歳馬の出走が皆無の有馬記念というものが過去にあったかどうか定かでは無いんですけど、4歳馬が一頭しかいなかったのは近年ではゼンノロブロイが勝った年とマンハッタンカフェが勝った年(4歳はトウカイオーザのみ)ですね。ロブロイはその時点で天皇賞ジャパンカップを連勝してきている絶好調時。となると2001年パターンかなとも思えます。今年と同じ様に、一つ上の世代が不調だったし。
だがしかし。マンハッタンカフェの世代はいわゆる黄金世代で、エアエミネム札幌記念制覇を皮切りにジャパンカップの芝&ダートを制圧しちゃった訳ですよ。それに比べて今年は、秋の重賞で3歳が勝ったのは裏街道重賞の福島記念とステーヤーズSのみ。春先から「今年の3歳世代は超ハイレベル。今週もまたもやハイレベル3歳重賞!と散々騒がれている割に特に強さを感じないんだけど」と書き続けた私の感想の方が当たっている気がするんですが。とはいえ買い目には入れますけどね。


次に個別の馬の評価。
有馬記念は消耗度が重要なので、その点からフォゲッタブルブエナビスタコスモバルクは疑いがかかる。
あと、過去に好走している時は調教で一杯に追って来ているのに今回は軽めなのがエアシェイディドリームジャーニー。特にドリームジャーニーは臨戦過程が重要な馬なので、馬体回復に努めたかに見える今回はどうなのかと。映像では素晴らしい調教ですけど、つねに5ハロン追っていたのに今回4ハロンですからね。超一流のプロの判断だからそれが現状でのベストなんだろうけど、やや疑問は残る。エアシェイディは年齢やローテーションで嫌われるなら美味しいんですけどね。このレースでのダイワメジャー兄妹や今年のカンパニーのように、年齢などで「過去の実績は認めるけど今回は・・・」と疑われるシチュエーションでむしろ安定感を見せちゃうのが母父ノーザンテーストの異常成長力クオリティですから。


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という訳で買い目なんですが、今回は競輪のラインのようにいくつかのグループごとのパターン馬券を買いたいと思います。


1)血統馬券。
この4年間、馬券に絡んだ馬はサンデーサイレンスアグネスタキオンサドラーズウェルズ(同配合のフェアリーキング)の3種類しか無いんですよね。だからマツリダゴッホエアシェイディミヤビランベリのボックスを買います。余談ですが、「オペラハウス産駒は有馬記念が苦手」という意見を妙にたくさん見かけるんですけど、上記のように配合的に悪いはずが無いしテイエムオペラオーも当然勝ってますからね。オペラハウス産駒で出走したのって、冬場が全くダメなメイショウサムソンと明らかに能力が足りないアクティブバイオオペラシチーくらいなはず。


2)世相馬券
今年は地方の年だったのでコスモバルク複勝は一応買っておきます。ヒガシコクバルと名前が何となく似てるし。あとは何と言っても横山ノリとウチパクの「ノリピーパクられた」馬券は買います。世相以前に、今年散々書いてきた「ビワハイジ一族は、同族のマンハッタンカフェ産駒を一緒に連れて来る」という点からブエナビスタが来る時はイコピコが漏れなくついてくるに決まっていると思って考えていた馬券ですが、サインに気づいた時点で買わねばダメだと思った(笑)。
イコピコは母母父にトニービンを持っているし一族が中山でやたらに強いんですよね。調教も良いです。神戸新聞杯の時とほぼ同じ最後の伸び脚で。


3)展開馬券
今回は重賞で実績のある逃げ馬が2頭いて、早めに勝負したい強い馬も多いのでペースが緩む事は無いと思うんですよね。
くわえて、先週の朝日杯を観て「今開催の中山マイルは、基本的にはもちろん前に行った馬が有利だけど差しも決まるな」と感じていたので、後ろから来る馬で決まっちゃうケースも考慮したいんですよ。
そうなるとアンライバルドなんですよね。性能的には「中山のハイペースなら無敵」というタイプで、ダービーの時に書いたように人気をすると途端に怪しくなる馬。というわけでアンライバルドから差し馬に流す馬券は買って置きたいです。この馬が勝つなら差し馬が漏れなくついてくるはずですから。・・・って書いてから気づいたけど、スプリングS若駒Sでは2番手の馬も残してますね(笑)。買い方にちょっと悩む。



基本的には上記の買い方ですが、印を付けるなら
アンライバルド
イコピコ
ブエナビスタ
ミヤビランベリ
マツリダゴッホ
エアシェイディ
コスモバルク
という感じですかね。勝つか負けるかどっちかの3歳馬VS無難に固まって来そうな古馬勢。