2010年1月期今期アニメ

そういえば前季作品の感想を書いてなかったなあと気がついたんですけど、夏のあらし!ささめきことは年末に書いたから割愛ですね。夏のあらし!はちっちゃいネタがやたらに多いので、これから見直して気がつく点が一杯あると思います。ちなみにこれが客席にさりげなくいるホッシー君。

夏だから、袖が臙脂の夏限定ユニを着ている辺りがさすが細かい。さすが新房&シャフト仕事。ところでDVDの発売が延期になっているそうですけど、既報の通り本編にはなかったCパートの追加などお楽しみが増えている模様なのでこれはOKなのではないでしょうか。少なくとも締め切りオーバー常習犯の水島努監督ファンとしてはこの程度驚く事では無いというか。
アスラクライン2も面白かったです。たまに作画が納得いかない時もありましたけど。物語は結構好きでした。うみねこひぐらしと違って「まだ続けるの?」という気もしますけど、やればやったで面白く観ると思いますけどね。他の観ていた作品は2クール目突入。君に届けは段々普通の話になっていくなあ。


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今期作品もぼちぼち始まっています。まずは第一印象。


バカとテストと召還獣
なんだか馬鹿っぽい話だからボンヤリ眺めていようと思ったら、意外と面白いかもしれないです。水橋かおりは最近元気な役が多いなあ。



ひだまりスケッチ☆☆☆
まずは今期から登場のなずなと乃莉ですよねえ。乃莉がささめきことのハチ役:原田ひとみで、なずな役が小見川千明!!これは両方ともかなり意外。もちろん嬉しい驚きです。小見川千明夏のあらし!の好演で新房監督の覚えがめでたかったんでしょうか。やっぱりこの人実力ありますよねえ。
物語は相変らずまったりなのですけど、カメラのズームとかそういう手法の部分でこり始めるのかなと。
第1話を観て「ちょっと作画が変わったかな」と思って1期のDVD1巻を見直したんですけど、コメンタリーで後藤邑子が「お母さんのつもりで演じた」と言っている事に今さら気づきました。ずっと、ひだまりはホームコメディだよなあと思って観ていたんですけど、演じる側がそのつもりで演じていたんですねえ。


おおかみかくし
流れで観ました。「キャラがローゼンっぽくて話がひぐらしっぽい雰囲気だなあ」と思っていたら、そのまんまキャラデザがPEACH-PITで原作竜騎士07なんですね。


おまもりひまり
音楽をどう使われるか気にしようと思っていたんですけど、やたらに潔くパンツ見せ過ぎなのが気になってそんな事すっかり忘れてました。OPで家がサザエさんのエンディングチックに揺れる表現があったけど、あれが「パンツばっかり見せているように思われるかもしれないけど、あれはワカメちゃん的表現です。パンツじゃないです。」といういざという時のためのエクスキューズと観た。


はなまる幼稚園
「根拠なくモテまくる気弱男子役」といえば日野聡ですけど、幼稚園児にまでモテまくるとは。


デュラララ!!
自分が池袋で育った人間なので注目しました。もう背景がどこもかしこも自分の見慣れた風景なんですけど、東口のレコファンがある出口から出たら西口公園に出て、そのまま歩いてサンシャインどおりに繋がるような表現があった気がしてそこだけ気になりました。一瞬気になっただけなので、もう一度見直せば間違って無いかもしれないですけど。
それより、OPがTHEATRE BROOKというところがまた渋いですね。もちろん最高にかっこいいです。シアターブルックみたいに、「恰好良過ぎちゃう所が欠点」みたいなタイプのミュージシャンは、「アニメなんでベタな曲作って下さい!」みたいな発注された方が名曲を作る気がします。PUFFYなんて、一流ミュージシャンが、挙って「その曲、何で他人に上げちゃうの?」と突っ込まずにはいられない曲提供してましたからね。奥田民生が、量産型小室哲哉プロデュースにアンチを唱えるべく作ったのがPUFFYなわけで、日本を代表する個性バラバラなミュージシャンが全員それを理解している事が奇跡的に凄い。話がずれましたけど、要するに元池袋の住人の私としては背景が気になる事とシアターブルックがかっこ良過ぎてどんな話か良く分かりませんでした(笑)。


ダンスインザヴァンパイアバンド
原作がどうなのかは知りませんけど、第一話はずっと「ヴァンパイアは実在するか?しないのか?」というテレビ番組仕立ての話で。正直あまり好きな演出とは言えないので流して観ようと思ったんですけど、結局最後まで引き付けられちゃうんですよねえ。新房昭之監督作品はほとんどそう。職人のプロレスみたい。30分間怒ったり痛がったり悲鳴を上げたり忙しい割には大して技を出さないで、最後だけフライング・フォー・アームスとダイビングエルボー、スイート・チン・ミュージックで終わらせちゃうショーン・マイケルズみたいだ。どの作品も枝葉末節は徹底的に無意味な事をやって、話自体は凄くシンプルですよね。水島努監督もそう。演出の下手な監督って、枝葉末節に意味持たせようとしたり本筋を判りにくくしたりしてるように思うんですよね。まりあほりっくの再放送も始まって、これも面白いです。


今のところの印象としては、今期も結構当たりが多いかなと思いますね。