思う事

今さら年末の朝まで生テレビの話ですけど、一番私の気を引いたのは、小沢一郎鳩山由紀夫の裏金疑惑の話題での民主党議員(名前忘れた)の「検察の機密情報がリークされ過ぎている!」という反論なんですよね。
番組を観ていた時は「そんなもん、ただの負け惜しみだろ?自分が野党だったら大喜びで突きまくるくせに」としか思わなかったんですよ。我が党は国民のために官僚から権限を奪うべく努力しているのに抵抗にあっている!・・・みたいな被害者意識で売るつもりなのかと。いまだに負け犬根性が抜けないのかよと。
でも、良く考えたら(もし仮に万が一意図的なリークが多発している事が事実だとして)一番検察を怒らせたのは、そもそも千葉景子法務大臣にしたことじゃないですかね。百歩譲って全く不適格な人選にしても、ボスがきっちり手綱を引いてくれていればよかったものの、のっけからこの国の法律をガン無視する態度を表明するわ過去の判決を勝手に変えるわ想像通りの悪行三昧を完全放置ですからね。佐藤優の名著:国家の罠を読めばわかりますけど、検察は国民感情をかなり意識しているらしいですから。安っぽい恨みつらみでリークすると解釈するよりは、もっと深い芯の部分で逆鱗に触れたのではないかと。民主党支持者としては「正義の事業仕分けの成果を悪代官に逆恨みされた!」とでも言いたいのかもしれないですけど、それは無いのではないかと。




今日の東スポ一面は亀田興毅。今まではボクシング一筋だったが、タイトルを獲得してまず一つの区切りがついた事で、もっと教養を身につける必要性を痛感。高校進学を決意したとの事。
これまでの「亀田一家物語」を一切知らない私は、亀田興毅選手に対しては「普通に好青年」という印象しか無いんですよ。まあ、あの程度の可愛いヤンチャな子を「態度が悪い!」と断罪しているようではとても生きていけない環境にいたせいもあるのかもしれませんが、世間が何故にあんなに過剰評価やバッシングをしているのか理解できない。先日の内藤戦ではじめて試合を見たんですけど、「王者の亀田に挑む挑戦者のトリックスター内藤」という図式に見えたんですよね。過去の試合を一切観ていないので内藤選手に対しては非常に失礼ですけど、年齢やファイトスタイルを考えれば特にずれているとは言えない観方だと思います。あ、ちなみに私は最近世界のボクシングは良く観てるんですよ。WOWOWで。個人的に今一番好きな選手は、パッキャオとどちらか甲乙つけがたいけど僅差でシェーン・モズリーです。パッキャオも当然大好きですけどね。身体の重心がボクシングよりも東洋武術に近く見えることがたまにある気がするんですよねえ。
個人的にモズリー大好きな理由はですね。一発目のパンチが速い&破壊力がある選手は総合でも見かけますけど、モズリーの回転の早いパンチこそ個人的にはボクシングの醍醐味と言う感じがするんですよ。そういう意味では長谷川穂積選手も大好きですけど、長谷川選手は段々勝つのが当たり前になり過ぎて「今まで試した事の無い倒し方の実験」のために試合をしているような印象すら受けるんですよね。他に日本人では昨年の西岡利晃選手は素晴らしかったですね。まあとにかく、今ではすっかりMMAよりボクシングの方が好きです。
話がずれた。
亀田選手は高校進学の先には大学受験も視野に入れているらしく、早稲田大学進学の構想があるとの事。東京大学のブルゾンを着ながらなぜに早稲田・・・
って、これはもちろんやくみつる牽制のために決まってますね!是非とも猛勉強して早稲田の政経に入学して「やく先輩、動学的均衡一般モデルについてなんですけど・・・え?先輩は商学部?漫画家なのに?なんで?え?偏差値?」みたいに、やくを虐めて欲しいなあ。まあ何にせよ、「頑張って一つのものに打ち込んでいる若者」に対して「テレビ局の楽屋に忍び込んで、女子アナが鼻をかんだティッシュや吸ったタバコの吸殻を収集するのが趣味の中年」が因縁をつけるのを見るのは、あまり気持ちの良いものではないかと。「亀田兄弟だけじゃなく他の選手の試合ももっとフィーチャーして!」というテレビ局への苦言なら大いに賛同しますが。