にちようび

日本海側は大雪模様だったらしいですけど、東京は天気晴朗なれども空寒しといった感じで底冷えがします。


さっきニュースで知って驚いたんですけど、小林繁氏がお亡くなりになったとの事。クールな外見に似合わぬ熱投派で、小学1年生の時点で既に父親に逆らってアンチ巨人だった(笑)ひねくれ者の私の心を熱くした方でした。ところで小林氏の記事の見出しが「元巨人の」ばっかりである事は、恐らくマスコミ以外のほとんどの人が違和感を覚えるのではないでしょうか。「日ハム投手コーチの小林氏」はもちろんOKですけど、巨人の時は「たくさんいる名選手の中の一人」阪神では「全国的な悲劇のヒーロー」だったのだから「元阪神投手の小林氏」かせいぜい「元巨人→阪神の小林氏」と書く方がしっくり来るのではないかと。


先日「検察からのリーク情報が流れ過ぎ!」という民主党議員のコメントに対して「事業仕分けで恨みを買ったせいだ!という反論をしたいんだろうなあ」と書いていたらそのまんま過ぎる流れになっているわけですけど、これって意外と民主党内の反小沢派も水面下で検察に協力していたりするんじゃないですかね?
もうぶっ壊れてますからね。昨夏の衆議院選挙で自民党議員が大量に落選して自民党議員の秘書が大量に失職した時「自民党議員は秘書の今後の生活を無視して。スパイにならない様に民主党の議員に秘書として再就職するできない様に圧力をかけている!人非人だ!」とか言う話が出ましたけど、あれは山岡国対委員長の方がストップをかけていて、民主党議員の秘書は全て幹部からの押し付けらしい。あと、新人議員は小沢一郎の著書を「特別価格:50冊セット2万円」で買わされるらしいよ(笑)。
行政は全て官僚の手の平の上なのに、岡田氏は官僚の人が水を汲んであげようとしたら「政治主導だ!水なんかいらん!」と激怒して「国民主導(笑)」のプライドを死守して悦にいっているとか。ちなみに鳩山幸料理本を出版しているくせに料理は一切できず、御主人は毎日ファーストフードらしい。そりゃあカップヌードルの値段がわからない前首相の事は許せませんね!!お怒りごもっとも!でもお願いだからたまには国民の事も思い出して下さい!


選挙で民主党が圧勝したのも、ずっとニュースを追っていれば次々にそれまで自民党支持だった各業界団体を取り込んで言った賜物だとみえるし、自民と民主比べたら「どちらもダメだけど、どちらかというと民主の方が体質が古くて絶望的」って感じなんですよね。



どうすればいいんですかね?
もちろん第三極を作ればいいという話になってくるんですけど、そのデザインに対してどれだけの覚悟があるのかっていう話になるんだと思います。左右2極とか保守対革新という構造に現実味を感じる人ってもう誰もいないと思うんですよね。で、今世の中がどういう2極に分かれているかというと
ノーリスクハイリターン

ハイリスクローリターン
の2極という価値観が一番しっくり来ると思うんですよ。「格差はあってもいいんだ」という人は「ハイリスクハイリターン/ローリスクローリターン」の2極を想定しているんだと思うんですよね。自分もその方向でローリターンでも生活には支障をきたさない保障をデザインするのが理想だと考えていたんですけど、現状からそこへスライドさせるのは恐らく無理なんだろうと。そのためには多分「ハイギブノーリターン」という、自傷的聖人層ができないとダメなんだろうなと。明治維新が成功したのは「武士」という特権階級が、自分から特権を捨てるという恐るべき行動に出たからなんですよね。
で、このまま「脱貧困の経済学」の書評につなげようと思っていたんだけど、お腹が空いたのでこの話いつか続く。