先週の反省

先週の土曜日の東スポ一面は久々に松井が最高でしたね!!「松井AV解禁〜AV=Angels Victoryの略だと説明すれば嫁にもばれないはずだからAV鑑賞OK〜」って、それはばれるだろ!!普通に「AV機器の話をしていた」とか言う方がましだよ!!


先週の競馬は、両メインとも本命がブービーという爽快感すら残る酷い予想でしたね!!予想が酷いというか、ドスローを最後方追走&ハイペースを前でガリガリで完全にお話にならなかった訳ですけどね。競馬の神様は、どうやら絶好のカモに退去勧告をしてJRAの売り上げをさらに落とそうという魂胆の様子です。
そんな訳でJRAの売り上げ落ち込みが深刻らしいですけど、それはもうどうしようもないでしょう。何も競馬に限った話では無いし、単純に所得が落ち込んでいるだけではなくいつ収入が途絶えるのかわかった物ではない雇用形態なんだから、金を使うにしてもいざとなれば換金できる「手元に残るモノ(貯蓄)」に走るのは当然。
それでも売り上げ増は考えなければいけない訳で、じゃあどうするかという時に良く言われるのが「控除率を下げろ(=オッズを上げろ)」なんですけど、これはあまり効果が無いですよね。結局大して上がる訳ではないですから。やるなら最低でもオッズを1.5倍くらいにできないと効果は実感しないと思いますよ。そして、馬券検討時は平常オッズを表示しておいて、締め切り後に最終変換オッズを(クイズダービーの「倍率ドン!さらに倍」みたいに)表示する。これなら60倍ちょっとの中穴馬券が万馬券になるんだからどよめきと大歓声が起きる。もちろん大赤字な上に「射幸心を煽る」企画はボツなはずだから無理ですけどね。いずれにしても「20倍の馬券が21倍になります!喜んで下さい!」とか言われても失笑しか起きないのが当然。
それなら、本来プレミアムで失われる分の売り上げをきっちり取ってファンサービスに還元するしかないと思うんですけどね。JRAの企画力って絶望的ですからね。数年前の「JRA50周年記念ファンサービス企画」が「1年限定でレース名に過去の名馬の名前をつける」と「功労者の表彰」ですからね。「功労者」って、騎手や調教師を表彰してトークイベントでもやるならまだしも「JRAの功労者=農林水産省からの天下り老人の表彰」ですからね。感動するくらい酷いでしょ(笑)?あまりの酷さを見かねて、天龍源一郎が岡部さんにスーパーヴァイズしてできた企画が「JRA史上唯一にして最大のファンサービス企画」と誉れ高いジョッキーズマスターズ。競馬ファンは天龍さんに感謝しましょうね。


そこで、JRA様(笑)のためにまともな事を考えると、昨年末号日経ビジネスの「暗い時代に売れたモノ〜2009年版ヒットの打ち方〜」の「隠れ満足を掘り起こす」がヒントになると思うんですよ。そこから考えるに、僕は「購入金額の最低ラインを10円に引き下げる」ていうのが有効だと思うんですよね。引き下げるというか、現状も馬券は10円単位で10口からしか買えないシステムなんでそこを買えればよいと。競馬ファンの「満足」って「馬券的中」に全て集約される訳で、「高額馬券的中」こそが最大の顧客満足な訳ですよ。金額の多寡ではなく「自分の予想の素晴らしさ」で満足させる方向に向かわないと。長年やっていれば「多点買いで高額馬券を狙うより複勝一点を当て続ける方が長持ちする」という発想になっていくんですけど、それを通り越すと「どんな買い方でも結局回収率75%に収束する」という事実に気づいちゃって、「だったら馬券は買わずに予想だけ楽しむ方がまし」になっていくんですよ。今年の私がそうですから。毎週手堅く複勝を当て続けても「これ、買おうと思えば三連複の万馬券十分買えたよな・・・」というモヤモヤ感は残る訳で。
だったら10円から馬券を買えるようにして、「10番人気の馬から流した3連単的中!俺の予想の鋭さに大満足!」っていう顧客満足を掘り出す方が良いと思うんですよね。小銭が面倒くさいから「買い目としては10円から買えるけど、購入の単位は100円から」で良いと思います。今でも千円単位の窓口なんてものがあるんですから、あれをデノミすると解釈すれば良い。買う側の所得が激減して券種のバリエーションは激増したんだから、「馬券のデノミ」はナイスアイディアだと思いますが。10円単位なら300点買いしても3000円ですからね。300点買いして十万馬券を的中しても「3.5倍の単勝一点の方が利益大きいじゃん」という突っ込みは有りますけど、長くファンの心を掴むなら「金銭的な負担を小さくした上で満足を高める」発想に行くのが筋でしょう。結局「射幸心を煽る」事になるのかな。でも悪く無い発想だと思いますけどね。