東京新聞杯根岸S京都牝馬

最近気になっている事なんですけど、若者の会話って語尾を「〜だし。」「〜なんですけど。」で終わらせる事が多いですよね。「知らない」って言う時に「ていうか知らねえし。」とか「マジ知らねえんですけど。」とかの表現をしますよね。
あれって、言っている方はただ単にそういう言い回しが流行っているから他意無く使っているんだろうけど、言われる側からすると喧嘩腰に聞こえるんですよね。私だけかもしれないですけど。
何でああいう言葉使いが流行ってるのか疑問だったんですけど、携帯メールが主要コミュニケーションツールの世代は、「言葉を投げかけられたら即座に返して、しかも自分からの言葉で終了させなければ嫌われる。」っていう強迫観念があるんじゃねえかとふと気がついたんですよ。会話していても、ぶった切るような反応しかしない割には話しかけてもらうのを待っている、みたいな事が良くある気がするんですよね。何を言っても「ていうかマジ知らないんですけど。」しか言わないから嫌われているんだと思っていたら、後から「○○君が『ていうかまたしまださんと呑みてえし』って言ってたよ」とか言われてびっくりする事があるんですよね。ていうかマジ俺はもう呑みたく無いんですけど(笑)。

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さて、今週は週末3重賞で楽しみたいところですが、週末更新できないので今日雑感を書いておこうと思います。開幕週で枠順は重要なのに、枠順発表の前に書くのも無謀ではあるんですが。


東京新聞杯
府中のマイルは基本的には中距離寄りの適性の馬が強いですけど、このレースを勝っている馬はほぼ全て1200好走馬なんですよね。異常なスローペースだった年のハットトリックと、不良馬場の昨年を除いては。


・・・そうなると、候補はグッドキララ、チョウカイファイト、リザーブカードの3頭に絞れちゃうんですよね。これはまた凄いのばっかり残っちゃいましたね(笑)。
左周りでは掲示板すら載った事がないグッドキララは消しましょう。良馬場の08年は惨敗して、不良馬場の昨年は同じ位置にいた上位3頭と連なってきたリザーブカードも適性無さそう。
そうなると◎チョウカイファイトですね。タキオンだから調子の良い時に買っておきたいし、母父パークリージェントも向くでしょう。あと、この馬栗東所属のクセに関西だとあまり走らないですよね。
あとは正直全くわからないんですけど、メンバー的に今回に近いレースと思われるキャピタルS上位3頭(トライアンフマーチキャプテンベガ、アップドラフト)で良いかなと。キャピタル組は、不良馬場の昨年と15着フジサイレンスくらいしか出ていない08年以外の、上位馬が出てきた年はキネティクス、オレハマッテルゼ、エアシェイディと来てますからね。


根岸S
「距離短縮馬を狙う」「ダートの割りにミスプロが来ない」と某有名競馬予想家が宣伝しているおかげでだいぶ偏った見方をされていますけど、結局中山ダート1200組が必ず馬券に絡むし、悪馬場の近2年以外はミスプロも来ない訳じゃないんですよね。
ワイルドワンダー
走った事もない1200を使われて闘魂注入して距離延長の得意舞台。完全にブライアンズタイムの勝ちパターンですね。
オーロマイスター
この舞台向いているでしょうし、この時期はゴールドアリュール黙って買いですから。
▲スーニ
先週「JRAの全ダートコースが砂厚を9mmに設定した(=要するに砂が深くなった)と書きましたけど、今まで以上に地方での成績が反映されるようになるかと思うんですよね。あと、この馬昨年の伏龍Sで「59キロ背負ってそんな位置じゃ100%届かないだろ」と思う位置から差し切っちゃったのを観て、58キロは全然問題ないだろうと。
ショウワモダン
ここに出る事自体驚くんですけど、毎回この馬が好走する時についてくるのはダートっぽい馬なんですよね。じゃあダート向いてるんだろうなと。
あとは、デビュー15戦目にしてついに1番人気から開放される事濃厚なダイワディライトも注目ですね。ロンドンブリッジ一族は人気が落ちた時が狙い目なので。




京都牝馬S
このレースの特長は、血統より脚質より斤量だと思うんですよ。
02年/2着エアトゥーレ/456キロ/52キロ(※翌年は55キロで一番人気4着)
03年/2着マイネアイル/450キロ/53キロ
06年/2着チアフルスマイル/448キロ/54キロ
07年/1着ディアデラノビア/434キロ/54キロ
09年/1着チェレブリタ/452キロ/53キロ
いまだに斤量の設定の仕方が今一良く理解できないんですけど、重賞2着のチェレブリタチアフルスマイル、重賞勝ち&GI3着3回のディラデラノビアは、他の重賞の設定と比べて明らかに軽いですよね。加えて、マイルCSの時に毎年書いていますけど、京都マイルって勢いつけて坂を下ってコーナーを周って来るせいか直線で横一線にばらけるんですよ。馬格が無くて馬群を割れない馬が爆走する舞台と観ておこうかなと。
そうなるとレジネッタしかないでしょ。なんでGI馬が、しかも前走のOP特別と同じ54キロで出られるんだよと。この馬、馬格の無さもそうですけど、オークスで散々ぶつけられまくったせいでとても臆病になっちゃって、そのせいで実力発揮できなくなったという説があるらしいんですね。真偽の程はともかくその後の走りを観ると十分頷ける説だし、このレースは意外と外差しばっかり決まってるレースなので、四位騎手への乗り替わりも好都合ではないでしょうか。2走前に中山で、上がり最速で差し損ねているのもイメージピッタリです。
あとは、牝馬重賞は牝馬重賞に強い馬が何度も勝つのでザレマブラボーデイジーチェレブリタ、ショウナンラノビア。人気しなさそうなところではエリモファイナルが面白いと思います。この馬、近4走のボロ負けは全部ドスローを後方待機orハイペースを早仕掛けの乗りへぐりで、今回逃げ馬が2頭入るレースで、石橋騎手はほぼ確実に後ろから行く(=消極的とも言う)からはまる可能性もありかと。